「少年猿飛佐助」
(併映:「雪之丞変化」※実写)
「白蛇伝」に続く東映動画の長編漫画映画の第2作。シネマスコープ(東映スコープ)作品。
83分、製作日数15ヵ月4日。
1960年度ベニス国際映画祭児童映画部門 聖マルコ獅子賞 (グランプリ)受賞、芸術際参加作品、文部省選定、優秀映画鑑賞会推薦。
カラー長編初の時代劇アニメである東映作品「少年猿飛佐助」は、1959年(昭和34年)12月25日に国内公開され、1961年には「白蛇伝」「西遊記」とともに、米国で公開され、米国で初めて公開された日本のアニメーション作品とされている。
ご存知「スター・ウォーズ」は1977年公開。(ジャケットはこちら→)
有名な話ではあるが、ジョージ・ルーカスは「アーサー王の伝説」「フラッシュ・ゴードン」「隠し砦の三悪人」(1958年)などからインスピレーションを受け「スター・ウォーズ」を創ったと公言している。特に、日本映画からの影響を色濃く受けているのは、まず間違いない事である。
ジェダイの騎士は"時代劇の武士"で、ライトセーバーは"日本刀"。ルークの服は"柔道着"で、オビワン・ケノービのオビワンは"柔道の一番の帯である黒帯"、フォースはニンジャの忍術。そしてルーク・スカイウォーカーの名前、スカイウォーカーは、猿飛佐助“猿のように空を飛ぶ”という猿飛を英訳したものだという説まである。(ちなみに、ルークはルーカスからきたもの)
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