第17回(2002.6.15更新)
 
W杯サッカー日本代表と「エピソード2/クローンの攻撃」(ネタバレ無し)

 

凄い!凄すぎる!W杯サッカー日本代表。1993年10月28日「ドーハの悲劇」、1997年11月9日「ジョホールバルの歓喜」。サッカー日本代表幾多の名勝負あれど、この日韓大会、日本代表のグループリーグ3試合の激闘は結末の予想できない展開に大興奮!

修羅場をくぐり抜けた日本代表チーム。いよいよ決勝トーナメントへ進出決定!

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と、興奮の真っ只中、「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」を見させていただきました。
日本では、W杯サッカー期間中と日程をずらす為に、7月13日に公開されるエピソード2。全米ではすでに公開済みで、前作よりは面白い!などといった情報もチラホラと入ってきており、かなり楽しみ状態で挑みましたが…。

う〜ん、確かに前作より面白いのだが、やはりアナキンの運命、オビ・ワンとヨーダ達のその後、銀河共和国の行方など、結末がすべてわかってしまっている映画というのは、どうにもつらい。
オビ・ワンとアナキンの微妙な師弟関係のズレや、ジェダイの活躍と崩壊の予兆など枝葉、枝葉のエピソードはさすがに凄く、眼を見張るCGとダイナミックな映像でアッと言う間の2時間22分ではあるが、結局その時だけ、それだけの映画。

過去の遺産とずばぬけた技術で上映時間中はたっぷりと楽しむ事はできる。それで充分という意見もあるだろうが、これがスター・ウォーズだろうか?エピソード4〜6には、ルークやソロ、レイアらと一緒になって映画の中に放り込まれたような、もっとワクワクするような気持ちの高ぶりがあったはずだ。一体、誰が主役なのか、感情移入しようともなかなか入り込めない。そう、主人公に思いをはせるという、冒険物の最大の魅力に欠けているのである。

シリーズ1〜6作まで全体を通して見たときの事を常に考えているというような事を、ルーカス監督は言ってはいるが、やはり前3作の十字架を背負いつつの映画に限界を感じているのはルーカス自身なのかもしれない。 全体にこじつけ的な印象が強く、それにどう見ても、この映像はエピソード4〜6より前の時代の話には見えない…。やはり、エピソード7〜9を創れば良かったと思うのだが…。
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まっ、何はともあれ、今はサッカー!次は、いよいよ決勝トーナメント!やはり先の読めない展開ほど面白いものはありません。(2002.6.15)

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