・00:00:14〜
クレジットタイトルは改題「怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ」に差し替え |
・00:01:32〜
・オリジナル版本編冒頭の「一九六X年 銀河系宇宙に新しい謎が生れた X星の出現である」という文字テロップを削除し「一九七X年 新発見の惑星に向かって 有人ロケットP1号が打ち上げられた」という新ナレーションに追加変更 |
・オリジナル版00:01:46〜00:01:50
オリジナル版本編最初のグレンと富士の会話「富士 WSAと連絡の時間だ」「OK グレン」カット |
・オリジナル版00:02:15〜00:02:34
P1号船内の富士の台詞「Y3.3 Z」から宇宙局内のモニターに写るグレンと富士の「時刻 宇宙時23時59分30秒」の台詞部分までカット |
・オリジナル版00:02:40〜00:04:20
P1号船内の機器を操作するグレンの手のアップ、桜井博士と富士、及びハルノと桜井博士のやりとりの最後、桜井博士の台詞「発明?」までまるごとカット
※オリジナル版ではこの桜井博士の「発明?」の台詞のすぐあとに“レディ・ガードの騒音に文句をいう下宿のおばさんと哲男のやりとり及び哲男が契約の電話を受けて驚く”一連のシークエンスがくるが、短縮版ではこのやりとりはクラブ「星の花」でのハルノと哲男のやりとりの途中に挿入される |
桜井博士が記者達の質問に答えるシーン(オリジナル版00:05:22〜00:06:05)とP1号が宇宙を飛ぶシーン(オリジナル版00:06:06〜00:06:11)を入れ替え(短縮版ではP1号が宇宙を飛行するシーンが前にきて、桜井博士が記者達の質問に答えるシーンが後にくる)。
そして、哲男とハルノが波川とレディ・ガードの契約のために会うクラブ「星の花」のシーンへと繋げている |
・オリジナル版00:07:48〜00:08:43
クラブ「星の花」で波川との話が終わったあと再び挿入されるP1号が宇宙を飛ぶシーンから、ハルノと哲男の帰り際のやりとり、哲男が富士に発明が売れたら逆立ちしてアカンベエしてやると言われたという台詞から、P1号船内の富士とグレンが逆さまで現れる一連のシークエンス。そして富士が「目的のX星は あれの裏側だ」と言うシーンまでカット |
・オリジナル版00:09:11〜00:09:29
桜井博士の「慎重にやってくれよ」から富士の「目の前で 親父に怒られてるみたいです」までカット |
・オリジナル版00:09:46〜00:10:16
富士の「グレン 何か見えるか?」からグレンの「しかし それが宇宙という所さ」までカット |
・オリジナル版00:13:04〜00:13:13
X星に降りた富士の「おい グレン 俺はあの丘行って 国旗を立ててくる」、グレン「よし僕はテレメーターを準備する」の台詞部分までカット |
・オリジナル版00:16:18〜00:16:33
・P1号と連絡がつかなくなりあわてる宇宙局のシーン。ハルノが心配して桜井博士へ「先生…」と声をかける直前から、再びX星人基地内の富士の俯瞰シーンへ戻る直前のシーンまでカット |
・オリジナル版00:18:54〜00:19:27
統制官が「何?怪物ゼロ」と言った直後の「各居住区はブロックごとに防備態勢に入れ」の台詞部分から、怪物ゼロの説明をするシーン、そして「怪物ゼロを お目にかけましょう」と機械のスイッチを入れるシーンまでカット |
・オリジナル版00:19:56〜00:20:31
富士の「どうして撃退しないんです?」から「待つだけです 立ち去るのを」という統制官、さらにこの後に挿入されているキングギドラの破壊シーンもカット。続く「第15居住区 落盤です」からのあわてるX星基地内のシーンまでまるごとカット。
わずか数秒だがキングギドラの破壊シーンもカットされていた。 |
・オリジナル版00:22:19〜00:22:44
キングギドラが去ったあと、統制官が「ゴジラとラドンをお借りしたい」と借り受けを申し出るシークエンス内で、
統制官が「そうです 地球がキングギドラの危機を ゴジラ ラドンの協力で回避したことは知っています」と言うシーンから、グレンが「ゴジラとラドンがどこにいるのか」「どういう方法で宇宙を運ぶのか」と聞き返すシーンまでカット。
シリーズ前作「三大怪獣 地球最大の決戦」にあたるエピソード部分を削除しているが、これはチャンピオンまつり版「怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ」が公開されたのが1971年3月で、前作「三大怪獣 地球最大の決戦」のチャンピオンまつり版「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦」の公開が同年12月と遅く、その時点ではまだ公開されていなかった事による削除と思われる。
初めてゴジラ映画を観た子供たちが何の事を言っているのか、わからなくならないように配慮したものだろう。
(ちなみに「三大怪獣 地球最大の決戦」オリジナル版初公開は1964年12月) |
・オリジナル版00:23:19〜00:24:09
地球へ帰還するP1号の発射シーン及びグレンと富士、見送る統制官とのやりとりカット |
・オリジナル版00:25:05〜00:27:12
国会議事堂全景から議事堂内での討論の様子。そしてゴジラがいる「明神湖」とラドンがいる「鷲ヶ沢」の遠景までカット
※この「明神湖」と「鷲ヶ沢」の遠景シーンがカットされた事により、地名表示されるテロップ(字ネガ)が所在不明となり、2014年の日本映画専門CH、NHK BSプレミアムハイビジョン放送版、および東宝ブルーレイ版にて復元されるまで見る事ができなくなっていた |
・オリジナル版00:28:21〜00:31:31
世界教育社で玄関払いを食った哲男。ハルノと一緒に富士とグレンに会うために喫茶店へ向かうシーン、及び喫茶店での一連の会話。グレンと波川が高速を走り去るシークエンス。そして明神湖遠景のシーンまでまるごとカット |
・オリジナル版の"明神湖上にて防衛隊がガイガーカウンターで放射能測定をするシーンと、毎朝新聞紙面「明神湖々底に放射能/ゴジラ存在は確実」のシーンを入れ替え(短縮版では毎朝新聞紙面「明神湖々底に放射能/ゴジラ存在は確実」が前にきて、明神湖上にて放射能測定をするシーンが後になる。SEも変更されている) |
・オリジナル版00:32:27〜00:33:54
グレンと富士が車で明神湖畔のバンガローへ向かう途中グレンが車を停めて富士に、統制官を見たと話すシーンまるごとカット。
このカットされたシーン内でグレンと富士が車の運転を代わるため、短縮版ではグレンが運転していた車が明神湖畔へ着いた時には富士が運転しているというNG的なシーンとなっている |
・オリジナル版00:38:25〜00:38:34
鷲ヶ沢へ配備された自衛隊が「おお 円盤だ」と驚くシーンから、明神湖上の円盤が電磁波を発し、湖上が噴煙のような水しぶきを上げる部分までカット |
・オリジナル版00:42:41〜00:42:49
円盤飛行前の静止シーンと見送るハルノ、国家各代表らのシーンまでカット |
・オリジナル版00:43:23〜00:43:47
ゴジラとラドンを輸送する円盤がフェードアウトした後のシーン、統制官の「あなた方の宇宙船よりショックは少ないでしょ?」から、円盤内のメーターのような機械のアップショット直前、ゴジラとラドンが円盤に連れられて宇宙を行くシーンまでカット |
・チャンピオンまつり短縮版00:29:15〜
X星人の地球基地がある目倉島に映像が切り替わったあと、「伊豆半島の西海岸にある目倉島。ここにはただ一軒、世界教育社の別荘があった。」というナレーションがチャンピオンまつり版のみに入る |
・オリジナル版00:45:13〜00:45:24
X星人の手下が、哲男が後をつけて地球基地まで来ている事を司令官に報告し、司令官が波川に向かって「君はあの男一人の処理も怠っている」と怒るシーンカット |
・オリジナル版00:47:29〜00:47:58
X星の地表から円筒の出入口が出てパイプを持ったX星人が現れるシーンから、酸化水素吸収管を使って作業している事を統制官が説明するシーンカット |
・オリジナル版00:48:08〜00:48:19
円筒の出入口が地中へ戻るシーンから、迫り来るキングギドラ。輸送カプセルに閉じ込められたままのゴジラとラドンのシーンまでカット※ここでもキングギドラの飛行シーンがカットされている |
・オリジナル版00:49:23〜00:49:44
X星での三大怪獣のバトルの途中に挿入される、統制官の「無論 この計画の成功は地球の協力あってです」「感謝します」と言うシークエンスカット※シーン前後の切替りの怪獣バトルもわずかだがカットされている |
・オリジナル版00:53:18〜00:54:03
富士とグレンが基地内を探ろうとして捕まったあと、統制官の「君たちは許可なく なぜ勝手な行動をしたのか」から「討論はよしましょう」の台詞部分までカット |
・オリジナル版00:55:55〜00:56:18
X星人が作ったP1号のイミテーション機に乗り込んだ富士、グレン、桜井博士。モニターに映ったゴジラとラドンを見ながらグレンが「ああ 時々は困った奴らだが」「こうなると何だか かわいそうだな」と言うシーンから、「イミテーションの方が本物より優秀です」と言う統制管の言葉にムッとする富士のシーンまでカット |
・オリジナル版00:56:58〜00:57:58
X星のシーンが終わり、世界教育社で哲男の行方を波川に聞くハルノのシーンから、X星人の地球基地で牢に閉じ込められている哲男がX星人の司令官(世界教育社社長)と話し「おい おい 統制官って誰だ」と叫ぶシーンまでカット |
・オリジナル版00:58:28〜00:58:33
X星人の「使節団が戻りました」から、司令官が「テレビ」と言いながら、モニターをかがみこんで見ようとするシーンカット |
・オリジナル版00:59:21〜00:59:36
ガンの特効薬だというテープをかけるが、音が出ず「機械が故障してるんじゃないかね」と不安になるシークエンスカット |
・オリジナル版01:00:47〜01:00:58
世界各国の動乱写真のモノクロモンタージュの最後の部分カット、さらに新ナレーション「そして、東京にある世界教育社も襲撃の被害を受けた」が追加。 |
・オリジナル版01:07:09〜01:07:23
対策会議冒頭から宗教代表の台詞「しかし魂は救われます」までカット |
・オリジナル版01:09:16〜01:09:43
Aサイクル光線の実験途中の富士の台詞「はあ― しかし」「円盤がゴジラやラドンをコントロールしてる 電磁波の強度が問題です」から桜井博士の「何しろ 待ってくれと言うわけに いかん相手だから」までカット |
・オリジナル版01:10:04〜01:10:07
地球基地の牢内のグレンと哲男のシーン冒頭、哲男の「静かですね」から、グレンが「ああ」と言って立ち上がって歩き始めた所までカット |
・オリジナル版01:23:35〜01:23:55
アナウンサー(池谷三郎)の「皆様の受信機に これから不協和音が流れますが 故障ではございません」の台詞部分からコントロール室にいる哲男、ハルノ、グレンが並ぶシーンまでカット |