大脱走　THE GREAT ESCAPE ハイビジョン映像静止画へ
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●マッキントッシュ版の方は、Microsoft Internet Explorer5.1のご使用を推奨します
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※このまま見続けたい方は一度 →ジャケット比較トップ に戻ってから各ページをご覧ください。
●1993年2月ワイドスクリーンLD、発売希望タイトル第１位　戦争アクション映画の傑作！

1993年2月、パイオニア主催によるワイドスクリーン発売希望リクエストタイトルの第１位に輝き、ようやく国内盤も1994年7月にワイドサイズで発売。
天地の黒マスキングがかなり大きいレターボックス版だったが、収容所内のモブシーン、マックイーンのバイク逃走シーンなどワイドならではの見せ場が存分に堪能できた。
ラスト、再びくり返されるヒルツの独房でのキャッチボールを“またか…”という様子で聞き入る看守。
どんな困難な状況におかれても、決してあきらめてはいけないという映画のテーマをサラリと語るエンディングが憎い。

“クーラーキング 独房王”ヒルツ(スティーブ・マックイーン)、象も調達する男“調達屋”ヘンドリー(ジェームス・ガーナー)、そのヘンドリーにいいように利用される憎めない“白イタチ”ドイツ兵ウェルナー(ローベルト・グラフ)、前半と後半ではキャラクターががらりと変わる“トンネル王”ダニー(チャールズ・ブロンソン)、飄々とした“製造屋”セジウイック(ジェームズ・コバーン)、悲劇的な死を迎える人なつっこい“モグラ”アイブス(アンガス・レニー)、自分で注意しろと言っておきながらドイツ兵の英語挨拶におもわず英語で答えてしまう“情報屋”マクドナルド(ゴードン・ジャクソン)など、印象的なキャラクター達が織りなす名シーンが、次から次へと大脱走マーチにのって登場だ。
LD GALLERY
TVサイズ版
●米国初盤テレビサイズ版LD
1982年
CBS/FOX VIDEO
＜4558-80＞
「大脱走」初のディスク盤。CLV版だが2枚組4面仕様　チャプター無し。オリジナルポスター素材ジャケット。
当時リリースされたユナイテッド・アーティスツ映画のビデオ・LDで多く使われていたUとAの文字がつながった立体的なシルバーのロゴが、音楽とともに横から正面にゆっくりと動くオープニングカンパニーロゴ収録。
今では貴重なテレビサイズ版。
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●国内初盤テレビサイズ版LD
1988年5月25日
ワーナー＜NJL-99232＞
 
国内初ディスク化　CLV版　2枚組3面仕様
チャプター無し。
オリジナルポスター素材ジャケット。
マスター自体は上記米国初盤LD(4558-80)と同じ。
UとAの文字がつながった立体的なシルバーのロゴが、音楽とともに横から正面にゆっくりと動くオープニングカンパニーロゴ。テレビサイズ版。
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ワイドサイズ版
●米国盤ワイドサイズ版LD
1991年3月15日
MGM/UA Home Video＜ML102163＞
ニューマスターワイドサイズ版　CLV版　2枚組3面仕様　チャプター無し。オープニングカンパニーロゴはMGM/UAとUAマークの合体バージョン(UAマークには横ラインが入る)。
巻末にオリジナル劇場予告篇(※2分45秒版)収録。

バイクで国境のフェンスを超えようとするシーンはマックイーン本人ではなく、マックイーンのバイク仲間バッド・イーキンズ(詳細はこちら→)によるスタント。
見開き中ジャケットの写真をよく見ると、顔はボケているがやはり別人。
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●米国クライテリオン盤LD
1991年10月5日
ボイジャー社＜CC1273L＞
2枚組4面仕様(サイド4のみCAV収録)　チャプター付。
オープニングカンパニーロゴはMGM/UAとUAマークの合体バージョン(UAマークには横ラインが入る)。
サイド1面・2面の切換えシーンは上記MGM/UA盤と同じく、セジウィック(コバーン)がエアポンプの完成品を披露するシーンで終わるが、サイド2面の終了は3分18秒程早く、脱走決行時にダニー(ブロンソン)が閉所恐怖症のためトンネルから逃げ出し、窓の隙間から外の空気を吸うシーンで終わる。
若干左右をトリミングしているため、他のワイドサイズ(ノンスクイーズ版)映像より情報量は少ない。
コントラストの強いDVD画質と比較するとサラリとした滑らかな印象を受ける。
米国盤ワイドサイズ版LD＜ML102163＞に収録されているものと同じオリジナル劇場予告篇(※2分45秒版)、数百枚に及ぶパブリシティ用スチール・メイキングスチール、脚本と撮影スチール比較、実際のルフト第三空軍捕虜収容所の記録といった本LDでしかみられない貴重な特典映像が収録。
※クライテリオン盤LD画像はこちら
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●国内版ワイドサイズ版LD
1994年7月25日
ワーナー＜NJWL-51257＞
1993年にパイオニアが主催した、ワイドスクリーンLD発売希望作品の第1位リクエストに答えるようにリリースされた国内ワイド盤。
2枚組3面仕様　チャプター無し。
上記米国盤ワイドサイズ版LD(ML102163)と比べると若干、色が浅いようだ。
またサイド1面・2面の切換えシーンは同じだが、サイド2面の終了は上記米国盤ワイドサイズとも左記クライテリオン盤とも微妙に違い、クライテリオン盤よりワンシーン、21秒程遅くヘンドリー(ガーナー)らがトンネルに入り込んだ所で終わる。
オープニングはMGM/UA HOME VIDEOマークのみで、本編内のカンパニークレジットは削除されている。
国内盤にはオリジナル劇場予告篇は未収録となる。
ジャケットのマックイーンの写真は逆版(左右反対で使用されている)。
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DVD GALLERY
●米国初盤DVD
1998年3月31日
MGM＜906680＞
オープニングカンパニーロゴはMGM/UAとUAマークの合体バージョン(UAマークに横ラインが入る)。
コード1(※国内のプレイヤーでは再生不可)　本編ノンスクイーズ収録　ピクチャーディスク　8ぺージブックレット封入

●音声／英語・フランス語
●字幕／英語・フランス語・スペイン語
ムービングメインメニュー、チャプターメニュー付

■特典映像
・The Making Of The Great Escape メイキングドキュメンタリー収録(24分06秒)※「大脱走」を振り返る
※スタンダードサイズ収録。ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・コバーン、デヴィッド・マッカラム、ドナルド・プレザンス、ジャド・テイラー等の出演者達が撮影当時の様子を振り返るメイキングドキュメント。映画の中では永遠の命を持ったスター達だが、みんないいおじいさんになってしまった。

・劇場版予告篇収録(※3分08秒版)
※米国盤ワイドサイズ版LD＜ML102163＞、クライテリオン盤LD＜CC1273L＞、COLLECTORS EDITION 英国盤DVD＜16179CDVD-Z1＞・国内製作40周年記念特別編デジタル・リマスター盤DVD＜GXBE-16179＞、国内アルティメット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞に収録されているものとはバージョン違いとなる。どちらもオリジナル劇場予告編のようだが、本DVD収録の予告編の方がフィルムの保存状態が悪い(初公開時のものか？)。
また、本DVDに収録されている予告編の日本語字幕付映像はビームより発売されていた「予告編大全集LD」にも収録されている。
※ジャケット裏にはトリビア＆プロダクションノートという記載があるが、そういった内容の映像は収録されていない(あるいは封入解説書の事かもしれない)。
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●国内初盤DVD 特別版
1998年7月3日
ワーナー＜DL-56680＞
オープニングカンパニーロゴはMGM/UAとUAマークの合体バージョン（UAマークには横ラインが入る)。
メインメニューが静止画という以外は、上記1998年米国MGM盤＜906680＞と本編、特典映像(ドキュメンタリー、劇場予告編※3分08秒版)ともに同仕様となる。

●音声／オリジナル英語(モノ音声)
●字幕／日本語・英語
国内盤LDと同じくマックイーンの写真はやはり逆版(左右反対)。
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●国内再発盤DVD
2000年3月24日
20世紀フォックス＜GXBA-16179＞
国内での権利が20世紀フォックスに移行した再発盤。
上記国内ワーナー盤DVD＜DL-56680＞とはジャケット・レーベル違いのみでメニュー画面、本編、特典映像(ドキュメンタリー、劇場予告編※3分08秒版)ともに同仕様。

2000年10月27日には“DVD2枚で1枚ゲット！”キャンペーンとして同仕様で型番違いの＜GXBC-16179＞(ジャケット画像にオンマウス)がリリース。また、2001年7月18日にはスーパー・プライス・シリーズ第1弾(2,500円)として白枠付のジャケット違いで期間限定生産再発売された。
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●LA GRAN EVASION
スペイン盤DVD　2000年
ＭＧＭ＜1617909-Z4＞
PAL方式(※国内のプレイヤーでは再生不可)、コード2
本編、特典映像(ドキュメンタリー、劇場予告編※3分08秒版)とも上記米国初盤＜906680＞DVDと同仕様。
マックイーンがバイクで逃げるシーンのムービングメインメニュー　ピクチャーディスク　8ぺージブックレット封入。

●音声／英語・スペイン語・フランス語・イタリア語・ドイツ語収録
●字幕／英語・スペイン語・オランダ語・ポルトガル語・フランス語・ポーランド語・ノルウェー語・ドイツ語収録
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●THE GREAT ESCAPE WORLD CUP COLLECTORS EDITION
英国盤DVD　2002年5月20日
MGM＜16179CDVD-Z1＞

英国盤独自のスペシャルボックスDVD。
2002年ワールドカップ限定盤レッドクロス(イングランド国旗)デザインBOX。特典としてイングランド旗(90X150cm)が封入。
PAL方式(※国内のプレイヤーでは再生不可)　コード2　2枚組　8ページブックレット封入。

■本編映像ディスク
「大脱走」初のスクイーズ収録デジタルリマスター版
オープニングカンパニーロゴはライオンの吠えるMGMマーク。ムービングメニュー　チャプターメニュー付

●音声／英語(5.1ch)・監督＆キャスト、スタッフによる音声解説
※音声解説初収録。下記米国再発盤DVD＜4006668＞、国内製作40周年記念特別編デジタル・リマスター盤DVD＜GXBE-16179＞、国内アルティメット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞に収録されているものと同じ

 ●字幕／英語・スウェーデン語・ノルウェー語・デンマーク語・フィンランド語・ポルトガル語・ポーランド語・ギリシア語・ハンガリー語・ヘブライ語・トルコ語・チェコ語・スロべニア語・クロアチア語・難聴者向け英語・TRIVIA TRACK(※本編再生中に映画にまつわるトリビアを字幕で紹介)

■特典映像ディスク
●UMBRO FOOTBALL FEATURES
※大脱走の映像と共にイングランド代表チームとサポーターがワールドカップ2002に向けての抱負を語る「UMBRO.COM-THE WORLD CUP FROM THE TUNNEL AND THE TERRACE」と、1999年に製作されたUMBRO.COMの大脱走を模したイングランド代表チームのキャンペーンフィルム「1999　UMBRO GREAT ESCAPE ADVERTISEMENT」(サッカー選手のマイケル・オーウェン主演)収録。英国盤のみの特典映像となる。
●メイキング・オブ・『大脱走』(トータル約44分)HEROES UNDERGROUND
下記COLLECTOR'S SET米国再発盤DVD＜4006668＞収録の「メイキング・オブ・大脱走」4本を1本にまとめて7章に編集し直したもので、映像自体は同じ。
●ドキュメンタリー:『大脱走』のその後 THE UNTOLD STORY
●ドキュメンタリー:『大脱走』のその後‐追加インタビュー ADDITIONAL INTERVIEWS
●ドキュメンタリー:真実のヒルツ大尉 THE REAL VIRGIL HILTS: A MAN CALLED JONES
●『大脱走』を振り返る RETURN TO THE GREAT ESCAPE
※上記米国初盤DVD＜906680＞、国内初盤DVD＜DL-56680＞他収録のドキュメンタリーと同映像
●フォトギャラリー
●オリジナル劇場予告編(※ノンスクイーズ収録))2分45秒版

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●THE GREAT ESCAPE 2-DISC COLLECTOR'S SET
SPECIAL EDITION 米国再発盤DVD
2004年5月18日
MGM HOME ENTERTAINMENT＜4006668＞
アウタースリーブケースBOX仕様 デジタルリマスター版米国盤DVD
コード1(※国内のプレイヤーでは再生不可)　2枚組ディスク 上記英国盤・国内盤DVDとはデザイン違いの8ページ解説書封入

■本編映像ディスク
本編スクイーズ収録デジタルリマスター版。
オープニングカンパニーロゴはライオンの吠えるMGMマーク　ムービングメニュー　チャプターメニュー付

●音声／英語(5.1ch)・英語・フランス語・スペイン語・監督＆キャスト、スタッフによる音声解説
※音声解説は下記国内製作40周年記念特別編デジタル・リマスター盤DVD＜GXBE-16179＞、国内アルティメット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞に収録されているものと同じ
 ●字幕／難聴者向け英語・フランス語・スペイン語・TRIVIA TRACK(※本編再生中に映画にまつわるトリビアを字幕で紹介)

 ■特典映像ディスク
●メイキング・オブ・『大脱走』:実在したヒーローたち BRINGING FACT TO FICTION
●メイキング・オブ・『大脱走』:脱走計画 PREPARATIONS FOR FREEDOM
●メイキング・オブ・『大脱走』:計画実行 THE FLIGHT TO FREEDOM
●メイキング・オブ・『大脱走』:逃走後の真実 A STANDING OVATION
※上記いずれも英国盤DVD＜16179CDVD-Z1＞、下記国内盤DVD＜GXBE-16179＞＜GXBU-16179＞に収録されている“メイキング・オブ・『大脱走』”(約44分)を4分割し、それぞれにオープニングとエンディングタイトルを追加。(こちらの方がオリジナル？)
●ドキュメンタリー:『大脱走』のその後 THE UNTOLD STORY
●ドキュメンタリー:『大脱走』のその後‐追加インタビュー ADDITIONAL INTERVIEWS
●ドキュメンタリー:真実のヒルツ大尉 THE REAL VIRGIL HILTS: A MAN CALLED JONES
●『大脱走』を振り返る RETURN TO THE GREAT ESCAPE
●フォトギャラリー
●スクイーズ版オリジナル劇場予告編 2分45秒版
●MGMコレクターズ・セットDVD他リリース作品 OTHER GREAT MGM RELEASES
※「続・夕陽のガンマン」「ニューヨーク1997」「ウインドトーカーズ」※DVD用予告篇映像収録。「ジャスティス」「空軍大戦略」「遠すぎた橋」はジャケット紹介のみ。
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●製作40周年記念特別編
デジタル・リマスター版(2枚組)DVD
2002年11月8日
20世紀フォックス＜GXBE-16179＞
　　 【先着予約購入特典】　
　　 オリジナル・マグカップ　
基本的には上記英国盤DVD＜16179CDVD-Z1＞、SPECIAL EDITION米国再発盤DVD＜4006668＞と同映像の製作40周年記念特別編デジタル・リマスター版国内盤DVD。
解説書は英国盤封入の日本語版となる。

■本編映像ディスク
国内初のスクイーズ収録デジタルリマスター版。
オープニングカンパニーロゴはライオンの吠えるMGMマーク。ムービングメニュー、チャプター付
●スクイーズ版オリジナル劇場予告篇(※2分45秒版)

●音声／英語(5.1ch/モノ)音声・日本語吹替音声・監督＆キャスト、スタッフによる音声解説
※ガーナー、コバーンらの収録済みのインタビュー音声を映像に合わせて編集したもの
●字幕／日本語・英語・監督＆キャスト、スタッフによる音声解説
※日本語吹替音声が初収録されたが大幅にカットされた再放送版の吹替音源を使用。
※TRIVIA TRACKは未収録

■特典映像ディスク＜メイキング＆ドキュメンタリー集＞
●メイキング・オブ・大脱走(約44分)
●ドキュメンタリー：大脱走のその後(約55分)
●真実のヒルツ大佐(約23分)
「脱走はゲームでは無い」というナチスの処刑文書が衝撃的。まさに命をかけての脱走だったという実話が語られる不屈の男達のドキュメンタリーだ。
●フォトギャラリー※約120枚の静止画集。クライテリオン盤LD＜CC1273L＞に収録されていた静止画も多数収録。
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●国内アルティメット・エディション盤DVD(初回限定生産)
2005年12月16日
20世紀フォックス＜GXBU-16179＞
現存する最も尺の長い吹替音声用素材(16mmシネテープ)を新たに収録した大脱走 アルティメット・エディション2枚組。
昭和46年(1971年)10月1日・8日、フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」にて前後編に分けて初放送されたノーカット版の吹替音源はすでに現存せず、後の再放送の際に約10分カットされたものを収録。

本編173分のうち約163分を吹替音源で楽しむ事ができるようになった。
ヒルツ…スティーブ・マックイーン (宮部 昭夫)／ヘンドリー…ジェームズ・ガーナー(家弓 家正)／バートレット…リチャード・アッテンボロー(宮川 洋一)／ラムゼイ…ジェームズ・ドナルド(大木 民夫)／ダニー…チャールズ・ブロンソン(大塚 周夫)／ブライス…ドナルド・プレゼンス(勝田 久)／セジウィック…ジェームズ・コバーン(小林 清志)／ルーガー…ハンネス・メッセマー(川久保 潔)／アシュレー…デイビッド・マッカラム(井上　真樹夫) ／マクドナルド…ゴードン・ジャクソン(上田 敏也)／ウイリー…ジョン・レイトン(堀 勝之祐)／アイブス…アンガス・レニー(富田 耕生)／カベンディッシュ…ナイジェル・ストック(吉沢　久嘉)／ウェルナー…ロバート・グラフ(仁内 建之)※吹替翻訳：木原たけし

【DISC-1】本編＋特典
●本編映像は上記製作40周年記念特別編DVD＜GXBE-16179＞とメニュー画面含めてほぼ同仕様
●監督＆キャスト、スタッフによる音声解説
●日本語吹替音声(長尺版)・5.1dts音声【初収録】
●日本語吹替音声編集裏話(静止画収録)【初収録】

【DISC-2】映像特典
●メイキング・オブ・「大脱走」
●ドキュメンタリー：「大脱走」のその後
●ドキュメンタリー：「大脱走」のその後 追加インタビュー【国内盤DVD初収録】
●ドキュメンタリー：真実のヒルツ大尉
●「大脱走」を振り返る※米国初盤DVD＜906680＞、国内初盤DVD＜DL-56680＞他に収録されているものと同映像
●フォト・ギャラリー(120枚)※下記ブルーレイには未収録
●スクイーズ版オリジナル劇場予告編(※2分45秒版)
●MGMタイトル・プロモーション
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Blu-ray GALLERY
●製作50周年記念版
コレクターズ・ブルーレイBOX
(初回生産限定)
2013年4月24日
20世紀フォックス
ホーム・エンターテイメント・ジャパン
＜MGXE-16179＞
※豪華アウターBOX デジパック仕様
2007年1月2日(火)WOWOWで放送されたハイビジョン版は、国内では上記製作40周年記念特別編デジタル・リマスター盤DVD＜GXBE-16179＞、アルティメ ット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞に使われたもののHDマスター版だったが、本ブルーレイ盤では「インディ・ジョーンズ」や「ジョーズ」ブルーレイ同様、新たにオリジナルフィルムを従来の4倍(3840×2160)の画素数でスキャンした4Kデジタル・トランスファー・マスターを採用。
DVDはもちろん、WOWOWハイビジョン版と比較しても、高解像度による階調表現の違いは歴然。適度なグレインと細密感はフィルムライクでなかなか良い。

ただ、全体的にハイビジョン映像らしい鮮明さに欠け、オリジナルフィルムに起因するものと思われるシーンによる映像クオリティのばらつきも見られ、せっかくの4Kデジタル・トランスファーが活かしきれていないという印象も受ける。
また、手を抜いたというわけではないだろうが、独立記念日を祝うシークエンス。アメリカの国旗を掲げるシーン(1時間20分17秒)の画面下部に大きなホコリのようなノイズ、およびヒルツ、ゴフ、ヘンドリーを先頭に収容所内を行進するシーン(1時間20分54秒)にも同じノイズが見られるが、こういうノイズはかなり気になる。(旧マスターでも同じ国旗を掲げるシーンに同じノイズが見られるが、行進シーンではちゃんと除去されている。)

そして日本語吹替音声。懐かしき大木民夫による冒頭のナレーションと、上記国内アルティメ ット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞で削られていた差別用語等の音声がほぼ復元されたロング・バージョンが初収録。
アルティメット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞発売時に吹替音源に関して、昭和46年(1971年)10月1日・8日、フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」にて前後編に分けて初放送されたノーカット版の吹替音源はすでに現存せず。後の再放送の際に約10分カットされた最も尺の長い吹替音声用素材(16mmシネテープ)を使用した、との説明があったが、今回のブルーレイ収録時にはそのカットされていた約10分の素材を何がしらかの方法で復元、あるいは自主規制によるカットを緩めて復活。ロングバージョンとして新たに収録。
差別用語の削除は、はっきりわかるものとしては1時間43分16秒、ヘンドリーの台詞「俺がついてる限りコリンは（めくらじゃない）引きずっても俺が連れていくぞ」の（めくらじゃない）の音声部分のみで、本編吹替版視聴中、日本語字幕に切り替わるシーンはない。
今回削られていた「（めくらじゃない）」の音声は、吹替音声用素材(16mmシネテープ)の時点ですでに削られていたとの事で、上記国内アルティメット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞も同じ音声となる。

ちなみに、その前のバートレットの台詞「盲人は計画遂行にとってあきらかに危険をまねく存在なので、計画のためを考えるならば参加を許可できないというんだ。」は、製作40周年記念特別編デジタル・リマスター盤DVDでは日本語がカットされている。
(「盲人」としているのにあえてカットされていたのは、前後のストーリーを無視し言葉尻だけを捉えているからだろうか...)
※ウルトラセブン12話「遊星より愛をこめて」、怪奇大作戦24話「狂鬼人間｣、「南部の唄｣、「ノストラダムスの大予言｣、「獣人雪男｣など新たな発売が望めないこれらの作品もすべてこの自主規制によるもの。

メーカーにとって一番恐いのはクレームによる商品回収や返品・交換などの対応。メーカーのリスクを考えれば今は、ここまで復元収録してくれた事に素直に感謝したい。
そして今後またいつか、差別用語だけではなく後編の冒頭にあったと思う前編のあらすじ紹介のナレーションなど、特典映像レベルでよいのですべての音源を収録してほしいと願う「大脱走」マニアの尽きない思いをぜひかなえていただきたい。

■本編／172分13秒 1920×1080p シネマスコープ
■音声／
1.英語DTS-HDマスター・オーディオ5.1ch(ロスレス)
2.日本語DTS-HDマスター・オーディオ1.0ch(ロスレス)【ロングバージョン初収録】
※日本語吹替音声キャストは国内アルティメット・エディション盤DVD＜GXBU-16179＞参照
3.監督＆キャスト、スタッフによる音声解説
■字幕／日本語・英語・監督＆キャスト、スタッフによる音声解説

※ディスクをプレイヤーに入れると冒頭の著作権表示、MGMのライオンが吠えるオープニングカンパニーからすぐに英語音声、日本語字幕をデフォルトとした本編が再生される。
メインメニューが無く、一時停止、音声・字幕メニュー、チャプター・メニュー、特典メニューはポップアップメニュー上からのみの操作となる。

■特典映像
●メイキング・オブ・『大脱走』:実在したヒーローたち(12分21秒)SD画質
●メイキング・オブ・『大脱走』:脱走計画(19分50秒)SD画質
●メイキング・オブ・『大脱走』:計画実行(9分22秒)SD画質
●メイキング・オブ・『大脱走』:逃走後の真実(5分58秒)SD画質
※上記いずれも既発売国内盤DVDに収録されている“メイキング・オブ・『大脱走』”(約44分)を4分割し、それぞれにオープニングとエンディングタイトルを追加したもの(SPECIAL EDITION米国再発盤DVD＜4006668＞に収録されているものと同じ)。
●ドキュメンタリー:『大脱走』のその後(50分47秒)SD画質
●ドキュメンタリー:『大脱走』のその後‐追加インタビュー(9分35秒)SD画質
●ドキュメンタリー:真実のヒルツ大尉(25分01秒)SD画質
●『大脱走』を振り返る(24分09秒)SD画質
※上記いずれも既発売DVD収録と同内容
●オリジナル劇場予告編※2分45秒版【HD画質版初収録】
※上記国内アルティメット・エディションDVD＜GXBU-16179＞他収録と同映像だが、HD画質にグレードアップされている。
→ハイビジョン映像静止画へ
---国内盤Blu-ray封入特典--
＜「大脱走」製作50周年記念解説書「トム、ディック、ハリー -脱走委員会報告-」＞
映画では語られなかった「大脱走」の真実、第二次大戦の捕虜たちと「大脱走」に登場する銃器、マックィーンのバイクアクションとファッション、登場人部、スタッフ、エルマー・バーンスタインの音楽など。オリジナルアートワークを表紙に配した48ページ解説本。
＜「大脱走」製作50周年記念ポストカード・セット20枚組(非売品)＞
●“独房王”ヒルツ
●“ビッグX”バートレット
●“調達屋”ヘンドリー
●“偽造屋”ブライス
●“製造屋”セジウイック
●“トンネル王”ダニー
●“土処理屋”アシュレー
●フライトジャケット(A-2)
●独立記念日のゴフ(中央)
●合図を送るヒルツ
●“トンネル王”ウイリーと
●バイクはイギリス製(トライアンフ)
●ロシア語で「愛してる」
●親衛隊将校シュタインナッハ
●森まで6メートル足りない！
●ルフト第三捕虜収容所
●引きずっても連れていく！
●“情報屋”マクドナルド(左)
●スイスまであとわずか…
●本物の有刺鉄線？実は…
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●THE GREAT ESCAPE
50tH ANNIVERSARY EDITION
米国盤Blu-ray
2013年5月7日
MGM＜M122847＞
米国盤ブルーレイ　コードA　日本語吹替音声・日本語字幕収録。
ジャケットには何の表記もないが、国内のプレイヤーで再生すると日本語仕様となり、上記製作50周年記念版コレクターズ・ブルーレイ＜MGXE-16179＞とレーベル以外、まったく同じものとなる。
ただし、製作50周年記念解説書「トム、ディック、ハリー -脱走委員会報告-」、ポストカード・セット(20枚)は未封入。
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●英国盤Blu-ray スチールブック仕様
Limited Edition Steelbook
2013年6月3日
20th Century Fox Home Entertainment
＜WW-BOGB 1617907010＞
限定スチールブック仕様英国盤Blu-ray。国内のブルーレイ・プレイヤーでも視聴可能なコードALL(ABC)　日本語吹替音声・日本語字幕収録。
上記米国盤Blu-ray同様、ジャケットには何の表記もないが、国内のプレイヤーで再生すると日本語仕様となり、上記製作50周年記念版コレクターズ・ブルーレイ＜MGXE-16179＞とレーベル以外、まったく同じものとなる。
 国内盤スチールブックもアマゾン限定にて2013年12月4日発売！
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SOUNDTRACK-CD GALLERY
●オリジナル・サウンドトラック
国内発売盤(1CD)
2004年12月22日
ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
＜GNCE 5005＞ 紙ジャケット仕様
封入のライナーにも「実際に映画で使われた音源とは楽団編成（映画用62人に対しこれはその約半分の構成）」との記述があるように、実際に映画で使われた音源ではなく、1963年にオリジナルスコアにて録音されたレコードバージョン。
(ライナーの解説によると60年代の映画音楽の多くが、そうであったとの事。)

エルマー・バーンスタイン自身の指揮でほぼ同じ楽団スコアによるものなので大きな違和感はないが、大脱走マーチが終わってすぐに、トラックから捕虜たちがゾロゾロと下りて来る冒頭のシーンへと繋がる短いフェードアウトがないなど、あきらかにサントラ音源ではないとわかる部分もある。
長くサントラ盤として発売されていた事もあり、これがサントラ音源と思っていた人も多いのではないだろうか。

下記の完全版サントラ音源と比較するとノイズもなくクリアだが、やや重厚感に欠ける。耳になじんだ音楽ばかりで聞きやすいが、32分と収録時間が短く、ダイジェスト版のような印象も受ける。
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●COMPLETE ORIGINAL MGM MOTION PICTURE SOUNDTRACK
[Original Motion Picture Soundtrack]
[Original 1963 United Artists Score Album]
リマスター完全盤3枚組 直輸入盤(3CD)
2011年1月31日
INTRADA＜MAF 7112＞
DIS1・DISC2は、2004年に米国VARSE CLUBより3000枚限定にてリリースされていたサウンドトラック(VCL 0804 1029)のリマスター版を収録。
Disc3は、1963年にオリジナルスコアにて録音されたレコードバージョン(上記国内ジェネオンリリース＜GNCE 5005＞)のリマスター版を収録した3枚組完全盤(直輸入盤)となる。

ご存知「大脱走マーチ」。一度聞いたら耳に残るという映画音楽のお手本のような作品。
独房に向かうヒルツがゴフ(ジャド・テイラー)からグローブを受け取った瞬間、スローだった曲が一気にアップテンポに変わる小気味よいエンディング。そして一瞬の間とともにピッチが速くなるキャスト紹介に切り替わるカタルシス。この高揚感を味わえるのはサントラ音源ならでは。
映像と音楽が一体となって、視覚と聴覚に訴える映画だからこそのサントラ盤へのこだわり。マニアならばやはりこちら。

リマスターされているものの、もはや50年前の作品。歪み等のノイズはマスターに起因するものだろう。
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