悪魔のいけにえ THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE (2004.10.17)
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1974年 、トビー・フーパー監督、長編2本目にしての初の商業作品。"THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE"(テキサスの自動ノコ ギリ大虐殺)、邦題「悪魔のいけにえ」。スプラッタ映画の始祖として、自身の運命も、 以降のホラー映画の往く道をも、大きく変えてしまったエポックメイキング的な作品である。

「カメラは見た!衝撃の瞬間」とでも言えばよいのだろうか、16ミリフィルムで撮影された、そのドキュメンタリータッチの生々しさと、痛々しい被害者サリーを執拗に追い続ける手持ち撮影のカメラワークこそ、14万ドルの低予算映画のなせるテクニックであり、まさに情熱と執念が生んだ奇跡のホラー映画と言えよう。

アメリカ本国では1974年10月初旬、テキサス州を皮切りに全国の劇場で公開されたが、そのあまりの異様さに見るに耐えない作品として上映を打ち切る映画館もあり、公開直後はそれほどのヒットとはならなかった。しかし、ジョージ・A・ロメロの元祖ゾンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年)と同じように、口コミとその後の再公開により、徐々に火がつきはじめ最終的には5千万ドル以上の利益をあげるまでの作品となった。

フラッシュバック的に挿入される死体と人骨のオブジェ、不吉な事が起きる知らせを告げるかのような不快な効果音、イカれたヒッチハイカーとの遭遇。思うように動けない車椅子のフランクリンが感じていく焦燥感と危機感に、徐々に感情移入してしまう静かな前半はレザーフェイスの登場により一挙に爆発する。
家畜を殺すように人間を殺し、力の限り鉄の扉を閉めるレザーフェイス。
この瞬間から終了までの約40分間、見る者すべての理性は消し飛び、暗黒の世界へと導かれるのだ。

それまでのホラー映画は、古くは「吸血鬼ドラキュラ」「フランケンシュタイン」といったゴシック調の怪奇映画か、ヒッチコックに代表されるような構成の妙と伏線の仕掛けといったスリルとサスペンスで恐怖を盛り上げるパターンが主流であった。
しかし、本作は不条理な恐怖である人間の狂気そのものを描く事に徹し、戦慄的なまでの息をもつかせぬショッカー演出で見るものを震え上がらせたのだ。
観客はうろたえ、とまどった…。これは映画なのか?この映画の恐怖を本当に楽しんで良いのか?…と。
そして、このうろたえこそが後にスプラッタ映画と呼ばれる、新しいジャンルのホラー映画の息吹きとなる訳だが、意外な事に、後のスプラッタ映画がそれこそ血眼になって描写する直接的なグロテスク描写は本作にはほとんど見られない。
それはサブミナル効果や音響効果といった、人間の創造力を刺激させるフーパー監督の巧みな演出力の成せる技で、そう思い込まされていたに過ぎないのである。
そういう意味からも、後に大量生産される換骨奪胎なスプラッタ映画とは一線を画す作品である事は間違いない。

時折り見せる幼稚なしぐさが不気味さを増幅させる殺人鬼レザーフェイス(続編にて名前が明らかになる…ババ・ソーヤ)、町中をうろつく不気味なヒッチハイカー、一見普通のおじさんだが実はこいつが一番恐いガソリンスタンド兼人肉(?)バーベキューショップのコック(ドレイトン・ソーヤ)、そしてサリーの指先から流れる血をおいしそうにチューチュー吸う、生きてるのか死んでるのかわからないじい様など、完全なる狂人家族のキャラクター描写が秀逸だ。
国内劇場公開は1975年2月。シーンと静まりかえった劇場内に響くチェーンソーの唸りとサリーの悲鳴の合間に聞こえる、観客のひきつるような息つぎは、今でも忘れられない。

事実は小説よりも奇なり…。1957年、アメリカの闇から浮かび上がった恐るべき犯罪。ウィスコンシン州プレインフィールドの農夫エド・ゲインがおかした特殊病理的な猟奇殺人事件は、後のアメリカのホラー映画界にも多大な影響を与える事となる。
本作「悪魔のいけにえ」は、「サイコ」<詳細はこちら→>(1960年)、「羊たちの沈黙」(1990年)といった、そんなおぞましいエド・ゲインの猟奇殺人事件をインスピレーションとした映画の中でも、より代表的なものとして知られている。
※Wikipediaによると、トビー・フーパー監督本人はエド・ゲイン事件に関する記憶が曖昧で、映画冒頭のテロップは後付け。事件との関連は無いという記述がされているが、トビー・フーパーが製作当時、本当にエド・ゲイン事件を知らなかったのか、「サイコ」がエド・ゲイン事件をモデルにしていた事も知らなかったのだろうか…?(2010.01.24加筆)。

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LD GALLERY
●THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE
米国初盤LD
1983年
VESTRON VIDEO<ZL034>
「テキ・チェン」初のディスクリリース、ヴェストロンビデオ盤。
ニュー・ライン・シネマのオープニング・クレジットが収録されているので、リバイバル時のものが元マスターか?画質は悪いがかなりのレアディスク。
ジャケット表記86分だが、冒頭のヴェストロンビデオのクレジット表記等を含んでの尺で、本編83分20秒版。STEREO表記だが実際はモノ音声。
※オリジナル劇場予告編未収録、スタンダードサイズ版。
※「悪魔のいけにえ」は本編83分20秒版が基本バージョンだが、アメリカやヨーロッパなどでは残酷シーンをカットした、いくつかの短縮版が存在しているようだ。
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●国内初盤LD
1985年10月25日
パイオニア<SF078-0114>
国内初リリース盤。ニュー・ライン・シネマのオープニング・クレジット収録だが、上記ヴェストロンビデオ盤より画質は良い。
狂人一家記念撮影ジャケット版。
封入解説書には、この狂人一家の屋敷は「イージー・ライダー」や「2000人の狂人」のロケでも使われた有名なテキサスの廃屋だったとの記載があるが、2000年のメイキングドキュメンタリー「ショッキング・トゥルース」によると“キングズランド・オールド・タウン・グリル”というレストラン兼観光スポットになっているとの事。(2006年の最新ドキュメンタリーでは“フォー・ベアーズ”というレストラン名に変わっている。)

※85年というLD創成期のリリースの割には、画質は悪くはない。元々ドキュメンタリータッチのざらついた映像なのでそれほど気にならないという所だろう。
※オリジナル劇場予告編収録/スタンダードサイズ版
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●ALL-NEW RESTORED VERSION
UNCUT & UNEDITED
米国再発盤LD<CLV6292>
1993年 MPI HOME VIDEO
93年米国盤
ニュー・ライン・シネマのオープニング・クレジットは無し。新リストアバージョンで上記国内LDパイオニア版よりも、確かに発色が良くなっている。
アンカット、アンエディット版と表記されているが、本編は83分20秒版の通常版。
※劇場予告編未収録、スタンダードサイズ版
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●ニュープリントマスター版
国内再発盤LD
1996年1月26日
アミューズソフト<AMCL-0001>
96年国内盤
冒頭にニュー・ライン・シネマ配給時のリバイバル版劇場予告編収録。ニュー・ライン・シネマのオープニング・クレジット収録、元マスターは、リバイバル時のフィルムからダイレクト・テレシネ(フィルムからビデオへの変換)されたもののようだ。
※上記米国盤LDよりも若干画面が暗い
※サイドBはLD唯一の本編CAV収録版
※スタンダードサイズ版
※解説書無し
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LETTERBOXED COLLECTOR'S EDITION
米国盤LD<EE0123> 1996年12月3日
エリート社(Elite Entertainment, INC.)

エリート社リリース。高解像度スーパースキャンによる、オリジナル16ミリネガからデジタル・テレシネされた高画質版2枚組ディスク。初の1:1.85ビスタサイズ版でのリリース。これ以降リリースされるディスクのほとんどが、この高画質版マスターを基本としている。
※デジタルステレオ音声収録。アナログトラック(1)にはトビー・フーパー監督、ダニエル・パール撮影監督、ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)のオーディオコメンタリー収録。アナログトラック(2)にはオリジナルモノラル音声収録。

※CAV仕様の特典ディスクとの2枚組。
特典映像として本編未使用シーン、NGシーン、ブライアンストン配給時のオリジナル劇場予告編・テレビスポット、ニュー・ライン・シネマ配給時のリバイバル公開時予告編・テレビスポット、静止画スチール集、ポスター・コレクターズアイテム集、悪魔のいけにえ2・悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲の劇場予告編、悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイスの初期プロモ用映像などが収録されている。未使用テイクのレザーフェイスの化粧シーンは必見。

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●アルティメット・ヴァージョン
国内ボックス盤LD
1998年1月25日
ビームエンタテインメント<STLI-3033>

※上記エリート社からリリースされたLETTERBOXED COLLECTOR'S EDITION米国盤LDと同仕様の2枚組国内ボックス盤。
米国盤の方が若干黒が強いレベルで、ほぼ同じ色調のワイド版高画質ディスク。
音声仕様もデジタルステレオ音声、オーディオコメンタリー、オリジナルモノラル音声収録など米国盤LDと同じ(オーディコメンタリーの字幕表示は無し)。
特典ディスクもCAV仕様で、他シリーズの劇場予告編が未収録という以外ほぼ同じ。

※ボックス封入特典として国内リバイバル時劇場公開版プログラムと特製インテリアディスク封入。
※オリジナルはスタンダードサイズなので、天地をマスキングしての1:1.85ビスタサイズ版。しかし、左右はスタンダードサイズ収録の旧LD盤よりも若干だが情報量が多い事から、収録(上映)サイズによって天地左右をトリミングするスーパー35方式のような手法を使っていると思われる。

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DVD GALLERY
●PIONEER SPECIAL EDITION
米国初盤DVD
1998年10月13日
PIONEER<DVD0123>
上記エリート社(Elite Entertainment, INC.)よりリリースされたLETTERBOXED COLLECTOR'S EDITION 米国盤LDの本編映像と音声、オーディオコメンタリー、特典映像を、ほぼそのまま流用した米国初盤パイオニア版DVD(編集を若干変えている)。
LDより解像度は高いが発色が劣っているようだ。ノンスクイーズ仕様。
※コード1。国内のプレイヤーでは再生不可
※オリジナルムービングメニュー、DVD製作クレジット。
※字幕収録無し
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●デジタル・リマスター版
国内盤DVD<CPVD-1092>
1998年8月25日
カルチュア・パブリッシャーズ
(ビームエンタテインメント)
98年国内DVD盤
上記ビームエンタテインメントよりリリースされたアルティメット・ヴァージョン国内ボックス盤LDの本編映像と.特典映像をほぼそのまま流用した国内DVD盤(つまりエリート社のものと同一マスター)。
上記米国盤DVD同様、LDよりも解像度は高いが発色は劣る。ノンスクイーズ仕様。
※音声はデジタルステレオ音声のみ収録で、監督らのオーディオコメンタリーは未収録。
※国内オリジナルメニュー付
※日本語字幕表示ON/OFF不可
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●25TH ANNIVERSARY SPECIAL EDITION
オーストラリア盤DVD
1999年 FORCE VIDEO<FV423>
ジャケットはレターボックス表記だがスクイーズビスタ仕様。発色が良く、かなりの色彩補正を施しているようだ。
米国盤・国内盤DVDに収録の特典映像は未収録。
※PAL方式、コード4表記だがフリー
※ニュー・ステレオサラウンド音声仕様、オーディオコメンタリー収録
※フランス語・ドイツ語・イタリア語・スウェーデン語・デンマーク語・オランダ語字幕収録
※オリジナルムービングメニュー、チャプターメニュー付。
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●2 Disc Special Edition
オーストラリア盤DVD
2001年10月8日 FORCE VIDEO<FV513>
上記25周年オーストラリア盤DVD本編に、特典ディスクをプラスした2枚組特別版。本編ディスク内容はメニュー画面含めてまったくの同仕様。
※ジャケットサイズ4ページ解説書付。
※下記SPECIAL EDITION 英国盤DVD<9027111>にも収録されている72分のドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"(2000年イギリス)が収録。英国盤ではシネスコサイズで収録されているが、こちらは左右トリミングのテレビサイズで収録。
※ドキュメンタリーパック「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」参照→
※その他の特典映像はエリート社版LD(米国初盤DVD-PIONEER版)とほぼ同じだが、予告編・テレビスポット関係は未収録。
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●Motorsavs Massakren
デンマーク盤DVD<09-0605>
2001年 ON-AIR-VIDEO
本編マスターはエリート社からリリースされたLETTERBOXED COLLECTOR'S EDITION米国盤LDと同じデジタル・テレシネ高画質版と同じものだが、天地のトリミングが大きくビスタサイズというよりもシネスコサイズに近い。ノンスクイーズ版。
特典映像はエリート社版LD(米国初盤DVD-PIONEER版)とほぼ同じだが、デンマーク盤独自のポスター・コレクターズアイテム集、フィルム&プロダクションスチール(静止画)、トビー・フーパー監督バイオグラフィー付。
※PAL方式 コード2
※デンマーク語・スウェーデン語・ノルウェー語、フィンランド語字幕収録(ON・OFF可)。(オーディオコメンタリー未収録)
※オリジナルムービングメニュー付
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●LA MATANZA DE TEXAS
スペイン盤DVD
2001年9月12日
MANGA FILMS<D0197>
本編マスターは、上記デンマーク盤DVD<09-0605>と同じシネスコサイズに近いノンスクイーズ版。
特典映像はエリート社盤LD、米国初盤DVDに収録されているものから、本編未使用シーン、ブライアンストン配給時のオリジナル劇場予告編・テレビスポットが収録。
またポスター・コレクターズアイテム集(デンマーク盤とほぼ同じ)、スペイン盤独自のスチール集(静止画)、製作・主演キャスト一覧(静止画)、トビー・フーパー監督フィルモグラフィー収録。NGシーン(BLOOPERS)、ニュー・ライン・シネマ配給時のリバイバル公開時予告編・テレビスポット、シリーズ予告編は未収録となる。(同メーカーからの他DVDリリース情報付)
※PAL方式 コード2
※オリジナル英語音声、スペイン語吹替音声収録。(オーディオコメンタリー未収録)
※スペイン語字幕収録(ON・OFF可)
※オリジナルムービングメニュー付
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●SPECIAL EDITION
英国盤DVD
2003年3月10日
BLUE DOLPHIN<9027111>
本編マスターは、上記デンマーク盤DVD<09-0605>と同じシネスコサイズに近いノンスクイーズ版だが、新しい特典映像としてフーパー監督やスタッフ、出演者達が当時のメイキングを語る72分のドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"(2000年イギリス作品/64分/LBシネスコサイズ/デヴィッド・グレゴリー監督)収録。
※ドキュメンタリーパック「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」参照→

その他の特典映像はエリート社盤LD、米国初盤DVDに収録済みのものと同じ。
※PAL方式、コード2
※紙製アウターケースデジパック仕様1枚組。16ページ解説ブック封入
※デジタルステレオ音声、オーディオコメンタリー収録。※立体的なイメージのオリジナルムービングメニュー、チャプターメニューが怖い。
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PIONEER SPECIAL EDITION 米国再発盤DVD
上記PIONEER SPECIAL EDITION 米国初盤DVD<DVD0123>を通常版、クリアケース限定版、ミートパッケージ限定版の3種類で再リリースしたパッケージリニューアル版。※本編・特典映像はメニュー画面含めてすべて初盤DVDと同内容となる。
●SPECIAL EDITION 通常パッケージ版
米国盤DVD<12133>
2003年10月14日 PIONEER
●SPECIAL EDITION クリアケース限定版
米国盤DVD<12115>
2003年10月14日 PIONEER
スーパージュルボックスタイプのクリアケース限定版。
ジャケットサイズ4ページ解説書封入、ディスクは型番名のみの違いで通常パッケージ版と同仕様となる。
●30TH ANNIVERSARY EDITION ミートパッケージ限定版
米国盤DVD<12115>
2003年10月14日 PIONEER

上記クリアケース版に、ミートショップ風の値札ステッカーがついた透明スリーブケースをかぶせたもの。クリアケース裏面のひき肉の絵柄をそのまま利用している。
いわゆるミートパッケージ版といわれるものである。


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●Blutgericht in Texas
ドイツ盤DVD
2004年2月
LASER PARADISE<1964112>
本編冒頭の文字ロール、クレジットタイトルをドイツ語版"BLUTGERICHT IN TEXAS"に差し替えたドイツ語吹替版。ドイツ公開版を元としていると思われるが、画質はあまり良くない。
また、PAL方式再生67分50秒の短縮版であり、カークが頭をハンマーで殴られ痙攣するシーンの一部、パムが鉄鉤に吊るされるシーン、フランクリンが車椅子に乗ったまま全身を切り刻まれるシーン、じい様にサリーの頭を殴らせて殺そうとするシーンなどの見せ場がことごとくカットされている。元々ドイツは暴力描写規制の厳しい国ではあるが、この映画に対する当時の衝撃度がわかりかなり興味深い。
ノンスクイーズ収録で、1:1.85のビスタサイズ版よりも若干、天地のマスキングが大きくシネスコサイズに近い。マスキング天地を大きくしているのではなくフィルム自体に変形がかかっているようだ(映像が少し平たい)。
※メニュー付だがチャプター・特典映像無し。
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●NON APRITE QUELLA PORTA
イタリア盤DVD
2004年
DIGITAL STUDIO<SM007>
本編マスターは上記、デンマーク盤DVD<09-0605>SPECIAL EDITION英国盤DVD<9027111>と同じシネスコサイズに近いノンスクイーズ版。ムービングメニュー、ムービングチャプターなど、基本的には英国盤DVDの仕様をそのままイタリア語版に差替えて流用している。
※PAL方式 コードフリー
※イタリア語5.1ch音声・2.0ch音声、英語2.0ch音声収録(オーディオコメンタリー未収録)。
※72分のドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"は未収録だが、その他の特典はエリート社盤LD、米国初盤DVDとほぼ同じ。
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●MASSACRE A LA TRONCONNEUSE
フランス盤DVD
2004年7月1日
STUDIO CANAL<EDV1392 822 496-3>
エリート社からリリースされたLETTERBOXED COLLECTOR'S EDITION米国盤LDと同じデジタル・テレシネ高画質版マスターを新たにDVDスクイーズ仕様で収録した本編ディスクと、新しい特典映像をプラスした特典ディスク付の2枚組フランス盤DVD(本編冒頭には米国盤LDと同じ、エリート社のマークが挿入される)。

本編映像にはフランス語音声モノ・5.1ch、英語音声モノ・ステレオサラウンド音声収録、オーディオコメンタリー収録、フランス語字幕付。

特典ディスクには、70分のドキュメンタリー"A Family Portrait"ファミリー・ポートレイト収録。
※ドキュメンタリーパック「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」参照→
またSTUDIO CANAL製作のフランスの映像関係者(?)が「テキ・チェン」を語る52分のオリジナルドキュメンタリー(2004年5月)、トビー・フーパー監督フィルモグラフィー&インタビュー、ショートストーリー"DOUBLE ZERO(9分)などが収録。
※デジパック仕様2枚組 ※PAL方式コード2 スクイーズ仕様、DVD製作クレジット付。
※オリジナルムービングメニュー、チャプター付。※「悪魔のいけにえ」シリーズ予告編収録。
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●2-DISC ULTIMATE EDITION
米国盤DVD
スチールブック仕様 2006年9月26日
Dark Sky Films<DVD6292>
既存のエリート社マスターではなく、オリジナル16ミリネガから起こしたHD(ハイ・ディフィニション)トランスファーマスターを使用したニューマスター盤DVD。

■本編ディスク----------------------------

-本編ビスタスクイーズ収録※英語/スペイン語字幕収録(ON・OFF可)
-5.1ch ドルビーデジタルサラウンド
-2.0ch ステレオ
-2.0ch オリジナルモノラル
-音声解説1 マリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン、アレン・ダンジガー、ロバートA.バーンズ※2003年収録)
-音声解説2 トビー・フーパー、ダニエル・パール(撮影)、ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)※1995年収録)
-静止画メニューチャプター
-オリジナル劇場予告編集

・ブライアンストン配給版/ニューライン配給版/EATEN ALIVE(「悪魔の沼」)/THE MANSON FAMILY(チャールズ・マンソン)※DVDリリース予告/HENRY PORTRAIT OF SIREAL KILLER(ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録)/HENRY PORTRAIT OF SIREAL KILLER2(ヘンリー/もう一つの連続殺人鬼の記録)
-TVスポット3種(ブライアンストン配給版、ニューライン配給版2種)
-ラジオスポット2種

■特典ディスク----------------------------
-ドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"ショッキング・トゥルース(72分)
※ドキュメンタリーパック「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」参照→
-ドキュメンタリー"FLESH WOUNDS SEVEN STORIES OF THE SAW"チェーンソーをめぐる七つのストーリー(71分36秒)
※下記国内盤スペシャル・エディション コンプリートBOX<DXDB-0021>参照
-ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)による「悪魔のいけにえ」の館ツアー(約8分)
-削除シーン&アウトテイク
-BLOOPER REEL(NGシーン)

-OUTTAKES FROM "THE SHOCKING TRUTH"(7分34秒)
-W.E.バーンズ PRESENTS“メイキングじい様”(静止画スライドショー)
-スチールギャラリー
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●国内盤DVD ドキュメンタリーパック
「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」
 2005年03月30日 カプコン<CPBA-10011>
発売権利元の違いから、ながらく特典映像の類としても収録される事のなかったドキュメンタリー「ファミリー・ポートレイト」「ショッキング・トゥルース」をカップリングしたDVD-BOX。
本編は未収録だが、本DVD-BOX発売時は本編DVDは廃盤状態だったためドキュメンタリーは観れるが本編映像は、なかなか観る事ができないという歪な現象が起きていた。
ちなみに、外国ではDVDの特典映像として収録されている他、単品版としてもリリース済。

■32ページブックレット封入
ホラー映画史に残る「悪魔のいけにえ」は当初、どのように受け取られたのかを探る、国内初公開当時の映画評論家のレビューをはじめ、各界著名人からのコメント、漫画家・イラストレーターらによるイメージイラスト集などが掲載。
どうみても無駄としか思えない違和感あるイラストも掲載されているが、7140円(税込)という決して安くはない価格はこういうブックレットのせいだったりもする。
●ファミリー・ポートレイト
A FAMILY PORTRAIT
<CPBA-10011-1>
1988年アメリカ作品/60分30秒/スタンダードサイズ(4:3)/ブラッド・シェラディー監督/(C)2000 MTI Home Video

ジョン・ダガン=Grandpa(じい様)、ジム・シードウ=the Cook(コック)、エドウィン・二ール=the Hitchhiker(ヒッチハイカー)、ガンナー・ハンセン=Leatherface(レザーフェイス)、狂人一家を演じた4人の俳優に、当時の撮影にまつわるエピソードを聞くメイキングドキュメンタリー。

−チャプター付
−英語音声、日本語字幕
−高橋洋監督,柳下毅一郎(映画評論家)による日本語オーディオコメンタリー収録


■映像特典
−オリジナル劇場予告編:ブライアンストン配給版(1分41秒)のみ収録

−スペシャルインタビュー清水崇・山口雄大・豊島圭介・村上賢司・4者会談

「呪怨」以降パッとしないが、ハリウッドデビューを果たしたメジャー監督、清水崇。
怪談新耳袋「やめて」36話、「もうやめて」37話、「来るなら来い!」38話の山口雄大監督(「赤んぼ少女」はダメだったが…)。
同じく「スナップ写真」54話、「隣の女」76話の村上賢司監督(「牛おんな」はダメだったが…)。
怪談新耳袋「オルゴール」53話、「訪問者」71話、怪談新耳袋・劇場版「視線」と傑作揃いの豊島圭介監督(「ノブヒロさん」は残念な出来だったが…)。
ジャパニーズ・ホラー等で活躍中の上記監督4人へのスペシャルインタビュー収録。

各人が「悪魔のいけにえ」との出会いと衝撃を語る単独インタビューと、4者会談として4人が語り合うトーク映像(約15分)も収録。トビー・フーパー監督のデビュー作という事から、まだ何の実績もない監督につきものの苦労話を自らの体験に重ねて語り合っているが、そのノリは飲み屋でのダベリに近い。
「ここから照明をあてて」と照明係に指示すると「何で?」と聞き返されるといった豊島圭介監督のグチなど、それなりに楽しめる内容ではある。
●ショッキング・トゥルース
THE SHOCKING TRUTH
<CPBA-10011-2>
2000年イギリス作品/72分50秒/ビスタサイズ(ノンスクイーズ収録)/デヴィッド・グレゴリー監督/2000 Blue Underground Ltd.

フーパー監督やスタッフ、出演者達が当時の撮影から公開まで、そして公開後の数々のトラブルなどを語る。ヒッチハイカー役のエドウィン・二ールは未出演。
モデルとなったエド・ゲインのニュース映像や実際の犯罪現場、「悪魔のいけにえ2」のメイキング映像など資料としても貴重。テキチェンのメイキングとしては決定版といえるだろう。

ドキュメンタリーとしては前作「ファミリー・ポートレイト」から12年後に作られた作品となり、出演者達の元気な姿が見られる(みんな殺されたんじゃなかったんだ…)。
コック役のジム・シードウの老人っぷりが時の流れを感じさせるが、エンディングには“あの人は今"的な2000年撮影当時の各出演者達の近況も紹介。本作に関わった事が、後の人生にいかに影響を与えた出来事であったかを感じさせるエンディングがノスタルジック。
ちなみに、上記国内盤スペシャル・エディションコンプリートBOX<DXDB-0021>に収録されている2006年の最新ドキュメンタリー"FLESH WOUNDS"ではム・シードウは2003年に死去している事を伝えている。

−チャター付
−英語音声、日本語字幕
−黒沢清、篠崎誠両監督の日本語オーディオコメンタリー収録

メイキングドキュメンタリーに音声解説が必要なのか?困惑しながらも話しはじめる二人だが、トビ―・フーパー監督のフォロアーらしく、監督の演出、レザーフェイスの心理描写など、なかなか鋭いコメンタリーを繰りひろげる。

■映像特典
−トビ―・フーパー監督インタビュー(13分44秒)
※フーパー監督が語る狂人一家の家族構成によると、コックは長兄で、ヒッチハイカーは弟。(話の流れからするとレザーフェイスは末っ子。)
そして、テキサスでは年配の男性をグランパと呼ぶ風習があり、じい様が父親の設定になるとの事。
上記国内初盤LD(SF078-0114)、国内再発盤LD(AMCL-0001)、国内初盤DVD(CPVD-1092)など過去の国内盤ディスクの本編にはコックが親父、レザーフェイスがヒッチハイカーの兄貴(兄い)との字幕表示があり、さらにデックスエンタティンメント版DVD特典映像のTV放映版日本語吹替バージョンでも同じようにコックが親父、レザーフェイスが兄貴と呼ばれている。
本メイキング発売以降リリースされた下記デックスエンタティンメント版国内盤DVD<DXDB-0021><DXDS-0070><DXDB-0027>、ジェネオンエンタテインメント版国内盤ブルーレイ<GNXF-1016>の日本語字幕ではレザーフェイスはヒッチハイカーの弟、及び親父はコック、兄貴(兄い)はレザーフェイスといった字幕表示に変更されている。
−原作・脚本キム・ヘンケルインタビュー(8分23秒)
※衝撃の真実!レザーフェイスの父親は? コラムはこちら→
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●国内盤
スペシャル・エディション
コンプリートBOX
2007年7月13日
デックスエンタティンメント
<DXDB-0021>
上記2006年9月26日にDark Sky Films社よりリリースされた米国盤DVD(DVD6292)と同仕様のものとなる。ドキュメントタッチのざらついた映像感こそ変わらないが、鮮明度・発色度とも旧マスターを凌駕している。

3枚組の本BOXには日本オリジナルの特典ディスクとして昭和54年(1979年、なんと28年前)に東京12チャンネルにて放映された「TV放映版日本語吹替バージョン」と、「日本公開時の劇場予告編3種類」が初収録。
元々がドキュメント風の映像なので、それほど画像の粗さが気にならないが「監督トブ・フーバー」(予告編ではタブ・フーパー)「殺戮チェーンソーが迫る」「5人の仲間は夏休みを利用して気ままな旅を続けていた」などと挿入されるテロップがレア感を高めている。もし日本語吹替音源のみを使用してニューマスター映像にかぶせていたら、こういう映像は見られなかった事となる。
1998年8月25日にリリースされた国内盤DVDから待たされる事、はや9年。待った甲斐はあったというものだ。(ジャケットも凄いし…)

■本編ディスク----------------------------
-本編ビスタスクイーズ収録※国内盤初収録
-オリジナル5.1chサラウンド/英語音声※国内盤初収録
-オリジナルモノラル/英語音声
-音声解説1 マリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン、アレン・ダンジガー、ロバートA.バーンズ(2003年収録)
※国内盤初収録

-音声解説2 トビー・フーパー、ダニエル・パール(撮影)、ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)(1995年収録) ※エリート版マスターに収録されているものと同内容。字幕スーパー版初収録
-静止画メニューチャプター
-オリジナル予告編トレーラー
・オリジナル劇場予告編:ブライアンストン配給版(1分41秒)、ニューライン配給版(1分28秒)※既収録
・TVスポット3種(ブライアンストン配給版、ニューライン配給版2種※ニューライン配給版のうちバージョン2は初収録)
・ラジオスポット2種※国内盤初収録
・「悪魔の沼」オリジナル劇場予告編
-オリジナル劇場予告編集
・ブライアンストン配給版/ニューライン配給版/EATEN ALIVE(「悪魔の沼」)/THE MANSON
※上記米国Dark Sky Films版DVD(DVD6292)に収録されている予告編のうち、FAMILY(チャールズ・マンソン)※DVDリリース予告/HENRY PORTRAIT OF SIREAL KILLER(ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録)/HENRY PORTRAIT OF SIREAL KILLER2(ヘンリー/もう一つの連続殺人鬼の記録)は未収録

■特典ディスク1
-ドキュメンタリー"FLESH WOUNDS SEVEN STORIES OF THE SAW"チェーンソーをめぐる七つのストーリー(71分36秒)※初収録
※撮影監督ダニエル・パール、ヒッチハイカー役エド・ニール、特殊メイクのW・E・バーンズ、おなじみトム・サヴィーニ、レザーフェイス役のガンナー・ハンセンなど2006年当時のインタビューを収録。
パート4「思い出」では車椅子のフランクリン役ポール・A・パーティンが2005年、コック役のジム・シードウが2003年、美術監督ロバート・A・バーンズが2004年に死去している事を伝えている。スクイーズビスタ収録 2006年RED SHIRT PICTURES製作


-ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)による「悪魔のいけにえ」の館ツアー(約8分)
※初収録
-削除されたシーン&アウトテイク※旧盤DVDにあったシーンごとの説明文表示と字幕スーパー無し
-NGシーン
※旧盤DVDにあった字幕スーパー無し
-W.E.バーンズ PRESENTS“メイキングじい様”(静止画スライドショー)
※旧盤DVDにも数枚収録されていたが、スライドショー形式で圧倒的に枚数が多い
-スチールギャラリー※旧盤DVDよりも表示枚数は多い
※上記米国Dark Sky Films版DVD(DVD6292)に収録されているドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"(72分)、"OUTTAKES FROM THE SHOCKING TRUTH"(7分34秒)は未収録。

■特典ディスク2
-TV放映版日本語吹替バージョン(静止画メニューチャプター付)※初収録
当初、放送されたそのままの本編約65分バージョンとして収録予定であったが、急遽、本国権利元(脚本キム・ヘンケル)よりクレームが入り、フルバージョンでの収録となった。その為、吹替音源の無い部分は字幕スーパー対応となり、2007年6月8日(金)の発売日が2007年7月13日(金)へと延期になった。
-日本公開時の劇場予告編/1975年初公開版、2007年リバイバル版2種※初収録(1975年版の劇場予告編がスゴイ!)
-スチールギャラリー(人骨オブジェ部屋で遊ぶ赤ちゃん映像はここに収録)※既収録

■封入特典
-オリジナルブックレット(64ページ)
-復刻縮小トールケースサイズ劇場版パンフレット(初公開時)・チラシ(初公開時、新宿東急ネーム入り)

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●スペシャル・エディション
2007年6月8日
デックスエンタティンメント<DXDS-0070>

記スペシャル・エディション コンプリートBOX内の“特典ディスク2(TV放映版日本語吹替バージョン収録)”が未封入の通常版的商品。
オリジナルブックレット、復刻版トールケースサイズ縮小版劇場パンフレット等の特典も未封入。
※画像左端は「新星堂」オリジナル特典のスリーブケース。

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●プレミアム・コレクション
DVD-BOX(5枚組)
2008年8月22日
デックスエンタティンメント
<DXDB-0027>
■映像ディスク
●本編ディスク
●特典ディスク1
●特典ディスク2
※上記3点ともスペシャル・エディションコンプリートBOX<DXDB-0021>と同内容

●ファミリー・ポートレイト
●ショッキング・トゥルース
※上記2点ともドキュメンタリーパック「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」<CPBA-10011>と同内容

デックスエンタティンメントよりリリースされた上記スペシャル・エディション コンプリートBOX<DXDB-0021>の映像・封入特典と、カプコンよりリリースされていた上記ドキュメンタリーパック「ファミリー・ポートレイト」+「ショッキング・トゥルース」<CPBA-10011>をBOXセット化。
さらに新たな封入特典として「復刻版劇場ポスター(B2サイズ)」「オリジナル・ポストカード・セット(10枚)」を追加し、新パッケージ仕様にて再リリースされたプレミアム・コレクション DVD-BOX(5枚組)。
すでに購入している者にとっては「復刻版劇場ポスター(B2サイズ)」と「オリジナル・ポストカード・セット(10枚)」、新パッケージ仕様のみの購入価値となる。
--プレミアム・コレクション DVD-BOX封入特典--
●オリジナル・ポストカード・セット(10枚)
●劇場パンフレット
●劇場チラシ
●オリジナルブックレット
■封入特典--------------------------------
●復刻版劇場ポスター((B2サイズ)B6サイズに折りたたんでセット
※新封入
●オリジナル・ポストカード・セット(10枚)トールケースサイズ
※新封入

※下記3点は上記スペシャル・エディションコンプリートBOX<DXDB-0021>封入と同内容
●オリジナルブックレット(64ページ)
●復刻縮小トールケースサイズ劇場版パンフレット (初公開時)
●チラシ(初公開時、新宿東急ネーム入り)
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Blu-ray GALLERY
●THE ULTIMATE EDITION
2008年9月30日
Dark Sky Films<BD1802>

上記Dark Sky Films社(国内デックスエンタティンメント)のハイ・ディフィニションマスターを使用した米国盤ブルーレイ・ディスク、初リリース!
1080p、1.78:1(ビスタサイズ)、5.1DTS・2.0PCMロスレス・オリジナルモノ(デジタルリマスター)音声、英語・スペイン語字幕収録。


ハイビジョンの恩恵により、解像度も発色も音声も飛躍的に向上している。
特に、16ミリから35ミリにブローアップされた事により生じた本作の命ともいえるあのドキュメントタッチのザラツキ感は、DVDでは映像情報の間引きによる劣化と重なり、細かなノイズとして散見してしまっていたが、情報量が圧倒的に多い本ハイビジョン版ではフィルムに限りなく近い映像なのだろう、適度なザラツキ感に戻り生々しさが増している。
殺伐とした異様な効果音、唸り鳴くチェーンソー、延々と続くサリーの悲鳴…。
のしかかるように覆いかぶさる息苦しい程の不快感と緊張感。「テキチェン」ここに極まる。

サリー目線のスチールを使用したピクチャーディスクがユニーク。
いっちゃってる狂人一家の描写の巧さはいうまでもないが、マジで恐がっているとしか思えないサリーの絶叫演技は凄まじいものがある。(実際に恐がらせたらしいが…)

特典映像は、テキチェンの名シーンとして長く語られる事となる家畜用のフックに吊り下げられたパム役のテリー・マクミンが語るドキュメンタリー"OFF THE HOOK with Teri McMinn"が新収録。
■特典映像----------------------------
-音声解説1 マリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン、アレン・ダンジガー、ロバート・A・.バーンズ(2003年収録)※既収録
-音声解説2 トビー・フーパー、ダニエル・パール(撮影)、ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)(1995年収録) ※既収録
-ドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"(72分)※米国盤既収録・国内盤未収録
-ドキュメンタリー"Flesh Wounds"(約74分)※既収録
-ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)による「悪魔のいけにえ」の館ツアー(約8分)※既収録
-OFF THE HOOK with Teri McMinn
パム役のテリー・マクミンが語るドキュメンタリー(約17分)※初収録
-削除されたシーン&アウトテイク※既収録
-NGシーン※既収録
-"OUTTAKES FROM THE SHOCKING TRUTH"(7分34秒)※米国盤既収録・国内盤未収録
-W.E.バーンズ PRESENTS“メイキングじい様”(静止画スライドショー)※既収録
-スチールギャラリー※既収録
-オリジナル予告編トレーラー
オリジナル劇場予告編:ブライアンストン配給版(1分41秒)、ニューライン配給版(1分28秒) ※既収録
・TVスポット(ブライアンストン配給版1種、ニューライン配給版2種)※既収録
・ラジオスポット2種※既収録
※「悪魔の沼」オリジナル劇場予告編は未収録

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●国内盤Blu-ray
2009年4月24日
ジェネオン エンタテインメント<GNXF-1016>

上記Dark Sky Films社のHD(ハイ・ディフィニション)マスターを使用した国内盤ブルーレイ・ディスク。1080p 1.78:1(ビスタサイズ)。日本オリジナルメニュー、チャプター付。

■音声:
●英語(5.1ch サラウンド/ドルビー TrueHD)
●英語(モノラル/リニアPCM)
●英語音声解説1(キャスト編) マリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン、アレン・ダンジガー、ロバート・A・バーンズ(2003年収録)※既収録
●英語音声解説2 トビー・フーパー、ダニエル・パール(撮影)、ガンナー・ハンセン(レザーフェイス役)(1995年収録) ※既収録

■字幕:日本語、音声解説1用字幕、音声解説2用字幕、字幕なし

■特典映像:
上記Dark Sky Films社の米国盤ブルーレイ(BD1802)と基本的に同じものを使用しているが、ドキュメンタリー"THE SHOCKING TRUTH"と、"OUTTAKES FROM THE SHOCKING TRUTH"の2本が権利関係からまたもや削除。
また、国内のみの特典映像として予告編集内に上記デックスエンタティンメントのスペシャル・エディション盤DVD(DXDB-0021)にも収録されている1975年初公開版と、2007年リバイバル版2種の日本版劇場公開予告編が追加収録されている。

※日本語吹替音声は未収録
日本語吹替音声は、現状、上記デックスエンタティンメント社よりリリースされているスペシャル・エディション コンプリートDVD-BOX(DXDB-0021)と「ファミリー・ポートレイト」「ショッキング・トゥルース」ドキュメンタリー2種をパッケージ化したプレミアム・コレクションDVD-BOXに封入の「TV放映版日本語吹替バージョン」のみで視聴可能となる。(2009.05.04)

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VHS GALLERY
●1982年 WIZARD VIDEO
---米国初版---
●1984年 MEDIA VIDEO
---米国再発版---
●1993年 MPI HOME VIDEO
---米国再々発版---
●1985年
CICビクター初版
---国内初版---
●1993年
CICビクター廉価版
---国内再発版---
●1996年6月21日
カルチュア・パブリッシャーズ
---国内再々発版---
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