DJANGO 続・荒野の用心棒
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棺桶を引きずりながら、泥だらけの荒野に現れる黒づくめの男、 ジャンゴ!
恋人を失った孤独なガンマンを唄いあげるマカロニ屈指の名曲 ルイス・エンリケス・バカロフ作曲、DJANGO …

Django… Django, have you always been alone ?
Django… Django, have you never loved again ?

軽快で勇ましいテーマ曲とともに颯爽と現れるはずの主人公が、ぬかるんだ荒野を、ズルズルと棺桶を引きずりながら登場する伝説のオープニング。
そして、悪漢が銃を抜いてから撃つべし、としていたそれまでの西部劇のヒーロー像を覆し、生きるか死ぬかの決闘には、不意撃ちも良しとする掟破りのマカロニ・ウェスタンの定義を確立した男、ジャンゴ。
それでもまだ正統派西部劇の匂いを残していたレオーネ・イーストウッドコンビのマカロニ作品よりも、コルブッチ・ネロコンビの本作品を本当のマカロニ・ウェスタンとするファンも数多い。

ニューヨーク近代美術館にも永久保存されているマカロニの中のマカロニ!
「続・荒野の用心棒」 その名はジャンゴ!

元南軍アメリカ人のジャクソン少佐一派と、メキシコ人のウーゴ将軍一派が対立するメキシコ国境に近い小さな村に現れたジャンゴ。
ガトリックガン(※映画オリジナルのマシンガン)でジャクソン一派を皆殺しにし、旧知のウーゴ将軍に肩入れするとみせかけ、黄金を独り占めにしようとするジャンゴだったが、あとわずかなという所であえなく失敗。
半殺しにされ、両手を潰されてしまったジャンゴは、ウーゴ将軍一派との抗争から生き残ったジャクソン一味との最後の戦いに挑むのであった。
真実の愛を教えてくれたマリアの元に帰るために…

※フランコ・ネロの本名はフランチェスコ・クレメンテ・ジュゼップ・スパラネロ
※ムチ打ち、泥レス、底なし沼、なんでもありの展開だが、KKKのようなジャクソン一派の赤い頭巾の男達は、低予算のため人が足りず、同じ人物が何度も死ぬのを隠す為のものだった。また、エキストラの顔が、まとも過ぎていたからとも。
※ジョナサン神父の耳を切り落として食べさせようとする残酷シーンは、当時かなりの批判を受けイギリスでは25年間上映禁止だった。

ご存知のように「荒野の用心棒」(→詳細はこちら)の正式な続編ではないが、小さな村で対立する二つの勢力を利用する凄腕のガンマン、残酷なリンチシーン、墓場での撃ち合い、後に残るのは死体の山といった「荒野の用心棒」でみられたシチュエーションを多く引用し、「荒野の用心棒」のパラレルワールド的な世界を構築している。
もちろん、大元は黒澤明の「用心棒」なのだが(→詳細はこちら)、本作を観た黒澤明の心中はいかなるものだったであろうか…。
(2003.2.23アクション映画コーナーにて記載した文章に2009.02.11加筆修正)

1966年イタリア・スペイン合作(1966年9月日本公開)
B.R.Cプロフィルム/テシサ・プロ製作
製作・監督/セルジオ・コルブッチ 共同脚本/フランコ・ロゼッティ他
撮影/エンツォ・バルボー二 美術・衣装/ジャンカルロ・シーミ 音楽/ルイス・エンリケス・バカロフ
出演/フランコ・ネロ ジェーネ・ベルフォーツ ロレダナ・ルシアク ホセ・ボダロ エドアルド・ファハルド

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LD GALLERY
●国内盤LD
1985年3月21日
日本コロンビア
<98C59-6066>
■英語版クレジットタイトル、エンドクレジットはTHE END。
英語音声・日本語字幕収録

−サイドA 55分3秒収録
−サイドB 36分26秒収録

本編合計91分30秒。※DVDより約18秒短いのはFINE PRIMO TEMPOとSECOND TEMPOのテロップ表示が無いため。

1:1.66ビスタサイズの左右を多少カットしたスタンダードサイズにて収録。
もはや20数年前のソフトとなる。全体に黄ばんだ映像で黒潰れも激しいが、当時のテレビ洋画劇場での放送もこのレベルの映像だった。
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DVD GALLERY
●国内初盤DVD
2001年7月25日
バンダイビジュアル<BCBF-0599>
世界初のイタリア語オリジナル版完全収録。
■イタリア語版オープニングクレジットタイトル、エンドクレジットはFINE。
日本語字幕・英語字幕収録。
※日本語吹替音声は未収録

−55分03秒 FINE PRIMO TEMPO (第1章終了テロップ表示)
−55分14秒 SECOND TEMPO (第2章テロップ表示)

※イタリア版は第1章と第2章に分かれているが、現在、イタリア語オリジナル完全版として、このテロップまでフル収録されているのは国内盤では本ディスクのみ。
左右に黒マスキングが表示される天地カット無しのヨーロピアン フルビスタサイズ完全スクイーズ収録。国内再発盤DVDよりも左右の黒帯が大きく、天地の情報量が多い。(よりスタンダードサイズに近い)
ニュープリントテレシネという事だが使用マスターの問題だろう、くすんだような映像で発色が悪い。再発盤DVDに散見するフィルムノイズは無い。

・第1音声
−ロッキー・ロバーツが唄う英語主題歌のインターナショナル版
※FINEマークとともに主題唄も終わる本編91分48秒版(巻末の著作権表示含まず)。
・第2音声
−ロベルト・フィアが唄うイタリア語主題歌のイタリア版
※FINEマーク後も黒画面バックに主題唄が1分38秒流れる。本編93分15秒版(巻末の著作権表示含まず)。
※1966年9月東和配給により国内初公開されたイタリア語主題歌バージョンは、日本でのみ公開されたバージョンとなる。(※詳細はサントラCDにて→)
※本編音声はイタリア語のみ

■特典映像
・イタリア版劇場予告編(3分45秒)/各国版ポスターギャラリー/イタリア版フォトブスタ(ロビーカード)ギャラリー収録
※イタリア版劇場予告篇は本編同様スタンダードサイズにより近いヨーロピアン・フルビスタサイズにて収録。また、各国版ポスターギャラリー/イタリア版フォトブスタギャラリーはスライドショー形式にて収録。
ちなみに各国版ポスターギャラリーは、ブルーレイ含めて国内では本ディスクのみに収録されている特典映像となる。
・8ページ解説書封入
・チャプター付

※「棺桶さまのお通り」「俺にさわると危ないぜ」「荒野の耳定食」などのチャプター名称が楽しい。
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●国内再発盤DVD
2007年3月24日
エスピーオー<OPSD-S741>
デジタルリマスター版。
解像度も上がり、暖色系の色調で発色もよいが、時より盛大なムラ状のフィルムノイズが見られる。
16:9の画面で視聴すると左右に若干の黒帯が表示されるヨーロピアン・ビスタサイズ(1.66:1)にて収録。
■英語版オープニングクレジットタイトル、エンドクレジットはTHE END。

・本編合計93分08秒版
※英語音声・日本語吹替音声とも、THE ENDマークとともに主題唄も終わるが、イタリア語音声版では、THE END マーク後も黒画面バックに主題唄が1分38秒流れる。(本編のみ91分30秒)
※バンダイビジュアル国内初盤DVD<BCBF-0599>に収録されていた「FINE PRIMO TEMPO(第1章終了)/SECOND TEMPO(第2章)」のテロップ表示は削除。
−音声:イタリア語版(初盤DVD既収録)、英語版【初収録】、日本語吹替版【初収録】
※すべてドルビーデジタルモノ2.0
−字幕:イタリア語音声用日本語字幕、英語版音声用日本語字幕、日本語吹替音声用字幕
※3種類の日本語字幕が収録されているのは、イタリア語版と英語版で微妙に台詞が違うため。ジャクソン少佐の子分の人数がイタリア語・日本語では40人、英語では48人と微妙に違っていたりする。

ジャンゴ(フランコ・ネロ)…小林清志マリア(ロレダナ・ヌシアク)…来宮良子ジャクソン少佐(エドゥアルド・ファヤルド)…大平透ウーゴ将軍(ホセ・ボダロ)…穂積隆信ナタニエレ(アンヘル・アルバレス)…相模太郎ジョナサン神父(ジーノ・ベルニーチェ)…北村弘一

■特典映像
−インタビュー集「ジャンゴ:ザ・ワン・アンド・オンリー」(13分28秒)
※フランコ・ネロ、助監督ルッジェロ・デオダートへのインタビューによるメイキングドキュメント(日本語字幕付)。2002年BLUE UNDERGROUND社製作
−英語版劇場予告編(2分55秒)【初収録】
※イタリア版劇場予告編(3分45秒)は未収録
−シネフィル・パンフレット

※プロダクション・ノート、スタッフ/キャスト紹介(いずれも静止画文字情報)
−チャプター付
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Blu-ray GALLERY
●米国盤Blu-ray
2010年5月25日
Blue Underground
<BU7027BD>
−音声1:イタリア語 DTS-HD Master Audio モノラル
−音声2:英語 DTS-HD Master Audioモノラル

※オリジナルイタリア語 DTS-HD Master Audio 5.1ch音声は未収録。

−字幕1:英語字幕
−字幕2:英語字幕(SDH難聴者向)
−字幕3:フランス語字幕
−字幕4:スペイン語字幕


1080p MPEG4 AVC 本編91分35秒
16:9の画面で視聴すると左右に若干の黒帯が表示されるヨーロピアン・ビスタ(1.66:1)にて収録。

メニュー画面からPLAY(再生)ボタンを押すと、フランコ・ネロが本作を紹介するイントロダクション映像(32秒)から再生するかどうか選択できる。
※イントロダクション映像自体は国内盤ブルーレイと同じ。

イタリア語版オープニングクレジットタイトル、エンドクレジットはFINE。
バンダイビジュアル国内初盤DVD<BCBF-0599>に収録されていた「FINE PRIMO TEMPO(第1章終了)/SECOND TEMPO(第2章)」のテロップ表示は無し。

The following presentation of DJANGO is complete and uncut, transferred from its original camera negative, which contained some intermittent age-related damage.We hope the imperfections will not detract from your enjoyment of this otherwise pristine presentation.

本編冒頭に“オリジナルネガからマスターを起こした完全版ノーカット”“加工しないそのままの状態”というコメントが入る。
画質劣化の可能性があるノイズリダクションなどをかけていないという事なのだろう、本編映像にはフィルムグレインの粒状のムラがスノーノイズのように画面全体を覆い、かなりノイジー。
通常のモニターでは輝度が高過ぎるため、グレインのムラがノイズのように目立っているのだが、映像自体の鮮明さは半端じゃない。
試しに液晶テレビやプロジェクターなどに標準装備されている視聴モードを、映画モードやコントラストを抑えたモードに変更すると、目立っていたノイズがきれいに消えて、見た目にもすこぶる高画質となる。
ジャンゴの無精髭、薄汚れた服。酒場の女の化粧具合、泥まみれの大地や草木のディテールまではっきりと視認できる。
撮影当時は寒かったというが、フィルムに残されているバタ臭い男たちが吐く白い息。殺伐とした空気感までも表現しているような精細さだ。

決して一般受けするような画質ではないが、ここまでフィルムライクなブルーレイは初めての体験。
ヨーロピアン・ホラーやカルト作品のリリースで名を馳せるブルー・アンダーグラウンド社版マスター。
なるほど映像自体もかなりマニアック。

エスピーオー再発盤DVD<OPSD-S741>や、同時リリースされたブルーレイ「怒りの荒野」「荒野の1ドル銀貨」が、ややピントの甘い暖色系の色調だったのに対し、画像調整等の手を加えていないナチュラルな色調となる。

メインメニュー、ポップアップメニュー、チャプター付。
国内盤ブルーレイは静止画メニューだが米国盤はムービングメニューでカッコいい。
また「荒野の用心棒」イタリア盤ブルーレイ同様、選択効果音がシューティングゲームのような射撃音で楽しい。

■特典映像
−DJANG0: THE ONE AND ONLY_INTERVIEWS WITH STAR FRANCO NERO AND ASSISTANT DIRECTOR RUGGERO DEODATO (13MINS.)
インタビュー集「ジャンゴ:ザ・ワン・アンド・オンリー」(13分28秒)【SD画質】
フランコ・ネロ、助監督ルッジェロ・デオダートへのインタビューによるメイキングドキュメント。2002年BLUE UNDERGROUND社製作
※エスピーオー再発盤DVD<OPSD-S741>、国内盤ブルーレイ<TCBD-0175>収録と同じ

−THE LAST PIST0LERO STARRING FRANCO NERO (10MINS.)
ALESSANDRO DOMINICI(アレッサンドロ・ドミニッチ)監督 モノクロ作品 ノンスクイーズ・ビスタ収録【SD画質】
フランコ・ネロ主演「最後のガンマン」(9分39秒)。
廃墟を歩く謎のガンマン。一体何処へ行き、何をしようとしているのか? 年老いた凄腕ガンマンが企てた計画とは? ウィットに富んだショートフィルムとなる。
【米国盤ブルーレイのみの特典映像】

−WESTERN, ITALIAN STYLE_ A 1968 DOCUMENTARY ABOUT THE SPAGHETTI WESTERN PHENOMENON CONTAINING INTERVIEWS WITH DIRECTORS ENZO G. CASTELLARI, SERGIO SOLLIMA AND SERGIO CORBUCCI(38 MINS.)
「スパッゲティ・ウェスタンについて」スタンダードサイズ・カラー作品(38分1秒)【SD画質】
1968年にイタリアで作られたテレビ用ドキュメンタリー(のようだ)。
エンツォ・G・カステラッリ監督へのインタビュー、そして同監督作品のマカロニ・ウェスタン"I came, I saw, I shot"(1968年国内未)のメイキング映像ではジョン・サクソンの姿も見られる。
また、セルジオ・ソリーマ、セルジオ・コルブッチ両監督への貴重なインタビューも収録。
※エンツォ・G・カステラッリは「ジョーズ・リターンズ」(1980)や、タランティーノが「イングロリアス・バスターズ」のインスピレーション元とした「地獄のバスターズ」(1976年)"THE INGLORIOUS BASTARDS"を監督した人物。
カステラッリは「地獄のバスターズ」に“ファイヤー!”(撃て!)と叫ぶ将軍役でカメオ出演しているが、タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」でも将軍役の一人としてカメオ出演している。これはタイトルの使用を許可する条件として、タランティーノにカメオ出演を求めた事によるもの。
「イングロリアス・バスターズ」ブルーレイ特典映像内のメイキングシーンを観ると、カステラッリが「地獄のバスターズ」と同じ“ファイヤー!”(火事だ!)と叫ぶシーンが撮影されていた事がわかるが、本編では使われていない。

【米国盤ブルーレイのみの特典映像】


−INTERNATIONAL TRAILER/英語版劇場予告編(2分55秒)【HD画質初収録】
※国内盤ブルーレイ<BU7027BD>はSD画質だが、本米国盤ブルーレイはHD画質にて収録されている。

−ITALIAN TRAILER/イタリア版劇場予告編(3分46秒)【HD画質初収録】
※国内盤ブルーレイ<BU7027BD>同様、HD画質にて収録。

国内盤ブルーレイ<TCBD-0175>に収録されているポスター&フォトギャラリーは未収録。
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●イタリア盤Blu-ray
2012年12月4日
CG HOME VIDEO S.R.L
<PSB6593>
上記米国盤ブルーレイ<BU7027BD>アンダーグラウンド社版マスターを使用したイタリア盤ブルーレイだが、残念ながら国内のブルーレイプレイヤーでは再生できないヨーロッパ仕様のリージョンコードBとなる。
1080p MPEG4 AVC 本編91分35秒
16:9の画面で視聴すると左右に若干黒帯が表示されるヨーロピアン・ビスタ(1.66:1)にて収録。
イタリア語版オープニングクレジットタイトル、エンドクレジットはFINE。
メインメニュー(本編シーンを流用)、ポップアップメニュー、シーン(チャプター)メニュー付。

画質に関しては上記米国盤ブルーレイ<BU7027BD>参照。

−音声1:イタリア語 Dolby Digital 2.0
−音声2:英語 Dolby Digital 2.0
−字幕1:イタリア語字幕


■特典映像

−L'UOMO CON LA BARA「棺桶をひきずる男」
「ジャンゴ 繋がれざる者」のタランティーノがスパゲッティ・ウエスタンを熱く語る他、フランコ・ネロ、ご存知ルイス・エンリケス・バカロフ、脚本家PIERO VIVARELLI、NORI CORBUCCI、スパゲッティウエスタン作品にてスタントマン兼小道具銃器担当のジルベルト・ガリンベルティらのインタビューによる「ジャンゴ」ドキュメンタリー。
NOCTURNO CINEMA制作(29分)。
【イタリア盤ブルーレイのみの特典映像】
−TRAILER
イタリア版劇場予告編(3分46秒)【HD画質】
−TREILER INTERNAZIONALE
英語版劇場予告編(2分55秒)
【HD画質】
米国盤ブルーレイ同様HD画質にて収録(※国内盤ブルーレイはSD画質)
−GALLERY
両手を潰されたジャンゴの不気味な合成スチールが1点ある以外は、本編のスチールギャラリーとなる。
【イタリア盤ブルーレイのみの特典映像】

−TRAILER CINEKULT
同メーカーよりリリースされている予告編9本収録。どれも日本未公開のようでなじみのない作品ばかりとなる。
−NOCTURNO
イタリアの映画雑誌 NOCTURNO CINEMA誌のCF。(48秒)

米国盤・国内盤ブルーレイに収録されているイントロダクション映像は未収録となる。
また、何故かイタリア盤ジャケットのみジャンゴのバックの絵柄が違う。
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●国内盤ブルーレイ
HDニューマスター
スペシャル・エディション
2012年12月5日
TCエンタテインメント/是空
<TCBD-0175>
初回生産限定仕様:特製アウターケース
上記米国盤ブルーレイ<BU7027BD>アンダーグラウンド版マスターを使用した国内盤ブルーレイとなる。
1080p MPEG4 AVC 本編91分35秒
画角はエスピーオー再発盤DVD<OPSD-S741>と同じ16:9の画面で視聴すると左右に若干黒帯の表示されるヨーロピアン・ビスタ(1.66:1)にて収録。

米国・イタリア盤ブルーレイ<BU7027BD>同様、イタリア語版オープニングクレジットタイトル、エンドクレジットはFINE表記だが、何故か国内盤のみチャプターメニューのサムネイル画面上表記がTHE ENDとなっている。
(米国・イタリア盤ブルーレイともにエンディングクレジット部分のサムネイル表記は無い)
メインメニュー、ポップアップメニュー、チャプター付

画質に関しては上記米国盤ブルーレイ<BU7027BD>参照。

−音声1:オリジナルイタリア語 DTS-HD Master Audio 5.1ch【国内盤ブルーレイのみ収録】
−音声2:オリジナルイタリア語 DTS-HD Master Audio モノラル
−音声3:英語 DTS-HD Master Audioモノラル
−音声4:日本語吹替 DTS-HD Master Audioモノラル

−字幕1:日本語字幕(イタリア語本編用)
−字幕2:日本語字幕(英語本編用)
−字幕3:日本語吹替用字幕


■初回生産限定封入特典 16ページオリジナルブックレット封入

■特典映像

−フランコ・ネロが本作を紹介するイントロダクション映像(32秒)
【国内盤初収録】※通常はイントロダクション映像無しで再生される。

−インタビュー集「ジャンゴ:ザ・ワン・アンド・オンリー」(13分28秒)【SD画質】
※エスピーオー再発盤DVD<OPSD-S741>、米国盤ブルーレイ<BU7027BD>収録と同じ

−イタリア版劇場予告編(3分46秒)【HD画質】
※バンダイビジュアル国内初盤DVD<BCBF-0599>収録と同じ予告編映像。米国・イタリア盤ブルーレイ同様HD画質にグレードアップされ画角もヨーロピアン・ビスタサイズ(1.66:1)にてリニューアル収録。

−英語版劇場予告編(2分53秒)【SD画質】
※米国盤・イタリア盤ブルーレイともにHD画質で収録されているが、本国内盤ブルーレイのみ何故かエスピーオー再発盤DVD<OPSD-S741>収録と同じSD画質・画角にて収録。(残念…)

−ポスター&フォトギャラリー
【HD画質】
イタリア版・ドイツ版ロビーカード、国内版劇場用プログラム・ロビーカードが静止画で収録。
イタリア版ロビーカードはバンダイビジュアル国内初盤DVD<BCBF-0599>収録のイタリア版フォトブスタギャラリーとほぼ同じだが、新たにドイツ版などが追加収録されている。
また、HD画質で収録されているので鮮明。特に国内劇場用プログラムに書かれている日本語の小さな文字まで読めてしまうのが凄い。
なおバンダイビジュアル国内初盤DVD<BCBF-0599>に収録の各国版ポスターギャラリーはすべて未収録となる。
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●クライマックスのジャンゴ、必殺十字架撃ちの名台詞 比較
■イタリア語音声
ジャクソン: "In nome del Padre..." "..del Figlio..." "..dello Spirito..." "..Santo..."
ジャンゴ : "E così sia!"
■英語音声
ジャクソン: "So now begin you prayer!" "I can't hear you!" "Okay." "Now!"
ジャンゴ : "Can you hear me?! "
■英語字幕(バンダイビジュアル初盤DVD)
ジャクソン: "So now begin you prayer!" "I can't hear you!" "Okay." "Now!"
ジャンゴ : "Can you hear me?!"
■英語字幕(米国盤Blu-ray)
ジャクソン: "In the name of the father," "the son…" "and the Holy…" "Ghost."
ジャンゴ : "Amen!"
■日本語字幕(日本コロンビアLD盤)
ジャクソン:「だから祈れ!」「聞こえんぞ!」「よし 今だ!」
ジャンゴ :「聞こえるか!」
■イタリア語音声用日本語字幕(バンダイビジュアル初盤DVD)
ジャクソン:「ではお祈りを手伝ってやろう」「父の御名により―」「子の御名により―」「聖霊の―」「御名により―」
ジャンゴ :「土に還るべし!」
■英語音声用日本語字幕(エスピーオー再発盤DVD)
ジャクソン:「祈りを唱えろ」「聞こえないぞ!」「さあ」「死ね」
ジャンゴ :「テメエがな!」
■日本語吹替音声(エスピーオー再発盤DVD※TV放送吹替としては数バージョン存在)
ジャクソン:「お祈りの文句は知ってるのか?」「代わりに唱えてやろう」「父と子と」「聖霊の御名において」
ジャンゴ :「アーメン!!」
■スペイン語字幕(米国盤Blu-ray)
ジャクソン: "En el nombre del Padre…" "del Hijo…" "y del Espiritu…" "Santo--"
ジャンゴ : "!Amen!"
■フランス語字幕(米国盤Blu-ray)
ジャクソン: "Au nom du Pere…" "du Fils…" "et du Saint…" "Esprit.."
ジャンゴ : "Amen!"
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SOUNDTRACK-CD GALLERY
●DJANGO 続・荒野の用心棒
ルイス・エンリケス・バカロフ
SOUNDTRACK CD
2007年2月21日
ヴェリタ・ノーテ
<VQCD-10039>
ジャケットは見開き4ページカラーブックレット。
オリジナルマスターからリマスタリングしたルイス・エンリケス・バカロフ作曲、ブルーノ・ニコライ指揮によるサントラ集。 1995年キングレコードよりサントラCDが発売されていたが、本CDはボーナストラックとして未発表音源を多数収録した完全盤CDとなる。

ロッキー・ロバーツが歌うオリジナル英語版はもちろん、ロベルト・フィアが歌うイタリア語カバー版はステレオ・モノラルともに収録。さらにメインタイトル"DJANGO"のオリジナルカラオケ・トラックは今回新たに発見収録された素材となる。

「続・荒野の用心棒」の主題歌は、1966年9月の日本劇場初公開時はイタリア語版だった。
しかしこれはオリジナルの英語版を後からイタリア語版に差し替えたもの。そのため、上記バンダイビジュアル盤DVD<BCBF-0599>で見られるイタリア語版のように、FINEマーク終了と同時に音楽が終わらず黒画面バックに主題唄が1分38秒流れるという尺が合わないエンディングになっている。(※英語版はFINEマークとともに主題唄も終わる)
この理由としては、日本(とイタリア)ではイタリア語版主題歌(ドイツではドイツ語のカバーバージョン)が、サントラ盤シングルレコードとして先行リリースされていた事による差替えだった。
(マイク・レメディオスが唄うクレジットタイトルに差し替えられた「ドラゴン怒りの鉄拳」日本公開版と同じようなものだが、東和(東宝東和)はよくこういう事をやっていた。※→詳細はこちら)

以降、国内のテレビ放送はオリジナルであるロッキー・ロバーツが歌う英語版が使われたが、オリジナル英語版のソフトパッケージはその後、1985年上記日本コロンビア版国内盤LD(98C59-6066)、同じく1985年イタリアIntermezzo社版LPレコードが発売されるまで約19年もの間、待たなければならなかったのだ。
※イタリアIntermezzo社版LPレコードのジャケット画像は、上記国内盤ブルーレイ<TCBD-0175>封入ブックレットのSOUNDTRACK GALLERY一番上に掲載されている。
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