猿の惑星  
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アイデア、ビジュアルショック!これぞSF映画「猿の惑星」

1968年はSF映画界にとって記念すべき年となった。
今もその普遍的なテーマで人気の高い「2001年宇宙の旅」。ショッキングな内容と奇抜なストーリー展開の「猿の惑星」という2大SF作品が相次いで公開され、SF映画が初めてメジャー作品にのしあがったのである。

チャールトン・ヘストンというビッグスターの主演は、SF映画はB級だという概念をふきとばし、当時としては驚くべきメイクアップ技術によるビジュアルショックが、「2001年宇宙の旅」とはまた違うハイレベルなSF映画を誕生させた。
※アカデミー協会は、ジョン・チェンバースと20世紀フォックスのメイクアップスタッフたちの功績を称えて、特別賞を贈呈。のちの特殊メイクアップ賞設定のきっかけともなった。

地球に似ている未知の惑星に不時着し、広大で原始的な大地をさまよう小さな宇宙飛行士3人。
はるか時空を超えて到達したという世界観が見事に描かれた冒頭から、猿によるショッキングな人間狩りを目撃する前半30分過ぎまでの演出は出色の出来。

そしてあまりにも有名な衝撃のラスト!

シリーズ第5作完結編(変な邦題だが…)「最後の猿の惑星」のラストが、1作目につながるというタイムトラベル的なシリーズアイデアもなかなか良かったが、作品自体の質は回を重ねるごとに低下していった。 これもシリーズものの悲しい宿命だ…。(2001.03.02)(2009.01.11加筆)

→特殊メイクアップに関してはこちら
LD GALLERY
●国内初盤
二カ国語版/スタンダードサイズ
1981年<FY515-26MA> 
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●国内再発盤
字幕スーパー版/スタンダードサイズ
1986年11月<SF078-1176>
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●米国盤LD
シネスコサイズ初リリース
1990年12月27日<1054-80>
シングルディスクだがダブルジャケット仕様
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●国内盤コレクターズセット
<ワイド>「猿の惑星」
1995年11月10日<PILF-206901>
国内シネスコサイズ版 初リリース。「新・猿の惑星」以降は初ディスク化。
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●米国盤リマスター
THX-LD ドルビーデジタル版
1999年1月19日<0581785>
THX-LD高画質盤。
上記ワイド版では、人間狩りの草原などがグレーに褪色してしまっていたが、THX技術により鮮やかに蘇った。新たにドルビーデジタル加工された音質も素晴らしい!
※本マスターを使用した国内盤LDは未発売。
思いっきりのネタばれジャケットだが、33年前の作品なので良しという事だろうか…。
 
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DVD GALLERY
●米国盤DVD
THE EVOLUTION
2000年12月<2000109>
シリーズ5作品セット+メイキング「BEHIND THE PLANET OF THE APES」を加えた6枚組DVDボックスセット。
残念な事に全作品ノンスクイーズ収録となる。

30周年を記念して製作された故ロディ・マクドゥールのホストによる2時間6分のメイキングドキュメンタリーが貴重(初回リリース100,000セット)。8ページオールカラー解説書封入。
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●国内盤DVD
2001年2月2日
<FXBA-1054>
国内単品盤、スクイーズ収録。

※スーパー・プライス・シリーズ第2弾として2001年10月26日2,500円で期間限定生産で再発売。(ジャケットは型番、バーコード以外はまったく同じ)
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●国内盤コレクターズBOX-SET
初回生産限定
2001年9月21日
<FXBA-22371>
国内盤6枚組DVDボックスセット。米国盤DVDボックスセットと違い、全作品スクイーズ収録。メイキングドキュメンタリーは同一内容。米国盤・単品盤と違い、ジャケットにはコーネリアスがいない。12ページオールカラー解説書封入。
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●35周年記念 アルティメット・エディション
国内FOX盤 2004年3月5日
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
初回生産限定<FXBU-25841>
貴重な映像特典が充実のアルティメット・エディションDVD。
チャールトン・ヘストンとエドワード・G・ロビンソンのテスト映像が収録。エドワード・G・ロビンソンがテスト用の猿のメイクをしているが、これがかなりチャチ。このテスト映像を見る限り、チャールトン・へストンが、よく出演を許諾したものだと感心してしまう。やはり、へストンは社会的なメッセージ色の強い脚本に魅力を感じていたのだろう。(※名優チャールトン・ヘストン氏、2008年4月5日、84歳にて死去。)

猿の支配する世界は、戦時中、日本軍の捕虜になった原作者ピエール・ブール自身の屈辱的な体験をインスピレーションとし、猿は日本人をモチーフとしているのだと、あるテレビ番組で紹介されていた。
日本を重要なマーケットと捉えている映画会社が、そんな話を積極的にする訳もなく、あくまでも噂の域をでていないが…。

日本語吹替音声がDVD初収録。音源は上記1981年国内初盤、二カ国語版LDに収録された音源をそのまま使用。
「猿の惑星」に関してはテレビ放送版も録画所有しているが、吹替訳がかなり違う。特にLD・DVD版の吹替えはラストのテイラーの台詞を比較しても、かなりインパクトに欠ける。
ソフトな表現を多く使っているようだが“猿に笑われるはずだよ、これじゃ!”というのは、なんともおかしい。
<LD/DVD/Blu-ray版>
テイラー(チャールトン・ヘストン)…納谷悟郎
コーネリアス(ロディ・マクドウォール)…富山 敬
ゼイウス博士(モーリス・エバンス)…熊倉一雄、
ジーラ(キム・ハンター)…平井道子

自由の女神、 自由の女神…
すると、ここは… ここは、地球なのか!
とうとうやってしまったんだな、この、バカ共め!
なんてやつらだ、 こんなにしちまって バカめ!
猿に笑われるはずだよ、これじゃ!
<TV版>
テイラー(チャールトン・ヘストン)…納谷悟郎 、
コーネリアス(ロディ・マクドウォール)…近石真介
ゼイウス博士(モーリス・エバンス)…大塚周夫
ジーラ(キム・ハンター)…楠トシエ

あぁ、何ということだ、俺は帰ってた。
帰ってたんだ…
ここは、地球だ。
俺は地球に戻ってたんだ!
誰が滅ぼしたんだ!この地球を。
あぁ、何ということをしたんだ!
ちきしょう、人間なんかみんな、地獄へ落ちてしまえ!
<日本語字幕>
何てことだ ここは… 
地球だったんだ 故郷だったんだ 
本当にやってしまった! バカども!
このザマは何だ! バカ野郎!
皆 地獄で苦しめ!
<英語原語>
OH, my God.
I'm back.  I'm home.
All the time, it was...
We finally really did it,
You maniacs! You blew it up!
God damm you!
God damm you all to hell!
■DISC-1/本編シネスコスクイーズ(2.35:1)収録+音声&字幕解説
・音声/英語5.1ch DTS・英語5.1chサラウンド・日本語吹替音声DVD初収録
・ジェリー・ゴールドスミス(音楽)による音声解説※日本語字幕付
・ロディ・マクドウォール、ナタリー・トランディ、キム・ハンター(俳優)とジョン・チェンバース(メイクアップ・アーティスト)による音声解説※日本語字幕付
・字幕/日本語、英語、「猿の惑星 隠された真実」の著者 エリック・グリーンによる字幕解説

■DISC-2/映像特典
●猿の惑星の軌跡
・ドキュメンタリー「猿の惑星のすべて」(126分39秒) ※DVDボックスセットに封入されたディスクと収録内容同じ
予告編※TVスポット(2分15秒) ※DVDボックスセットに封入されたディスクと収録映像同じ、
(チャプター付)
・チャールトン・ヘストンとエドワード・G・ロビンソンのテスト映像(9分27秒)
・ロディ・マクドウォールによるビデオ撮影(20分21秒)
・「猿の惑星」撮影風景(音声なし/19分46秒)
・「猿の惑星」への誘い-1967年N.A.T.O.製作(10分25秒)
・メイキング・オブ・「猿の惑星」(4分36秒)
・猿の惑星 シリーズ化の軌跡(13分37秒)
・「新・猿の惑星」撮影風景 (7分41秒)
・「猿の惑星・征服」撮影風景(1分06秒)
●パブリシティ
・オリジナル劇場予告編集(16分27秒)
「猿の惑星」特報(2分19秒)を含む6編収録(※初スクイーズ)
※特報は初収録
※DVDボックス特典ディスクに収録されていた「猿の惑星」シリーズ予告編は未収録
・フィルム・レビュー(英文のみ) −1968年−
・劇場用ポスター集
●ギャラリー
・モートン・ハック(衣装デザイナー)によるオリジナルスケッチ画集
・フォト・ギャラリー
●社会現象
・キャラクターグッズ集
・Apeコレクション
・隠しコマンド(メニューページ右側に隠しボタン有)
※玩具メーカー ミゴ社(MEGO)による猿の惑星フィギュアCM(1分20秒)収録(2009.01.11)
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Blu-ray GALLERY
●国内盤ブルーレイ[Blu-ray]
2008年11月28日
20世紀フォックス・ホーム・
エンターテイメント・ジャパン
 
1080p、2.35:1(シネスコサイズ)、英語5.1ch: DTS-HD Master Audio(ロスレス)/日本語5.1ch DTS、英語・日本語字幕収録。
Picture-In-Picture(BONUSVIEW)機能対応コンテンツ収録。
※上記アルティメット・エディショからの特典映像の再使用は無いが、オリジナル劇場予告篇はハイビジョン化して収録してほしかった。(それとジャケットの猿は誰… コーネリアス?)

・立法者によるディスク・イントロ (メニューからのアクセスなし、自動再生)
・立法者によるイントロ付きで本編を再生 (メニュー上で本編前のイントロ有無を選択可能)

※ディスク再生と本編再生時の冒頭にCGアニメーションで創られた立法者による解説が流れる。
立法者というのは、シリーズ最終作「最後の猿の惑星」の冒頭とエンディングで、猿と人間が争った地球の歴史を語り継ぎ、猿と人類の共存を説いていたジョン・ヒューストンが演じた猿だ。
・「猿の惑星」の科学 (Picture-In-Picture)
※"時空のゆがみ" "他の星の調査方法" "光年について" "西暦3978年の地球" "地球のような星の存在" "猿は人間のようになるか"など「猿の惑星」をサイエンス的な部分から解説分析するドキュメンタリー(Picture-In-Pictur機能で、本編再生中に画面内に表示する事が可能)
・"リバティー計画"/ANSA資料フィルム (6分06秒)
※テイラー大佐達が宇宙に旅立つリバティー計画について発表する、ニュース風のドキュメンタリー映像。
・逆転世界からのメッセージ(23分37秒)
※ピエール・ブール、ロッド・サーリング、マイケル・ウィルソンらが描いた「猿の惑星」の持つ社会的メッセージ性について語るドキュメンタリー
・地球を支配した猿たち:キャラクターグッズ旋風(11分39秒)
※「猿の惑星」のキャラクターグッズと、映画のライセンシーに関するドキュメンタリー
・スティル・ギャラリー(6種)
プロモーション、ロビー・カード、メイクアップ、コスチューム・デザイン、小道具、製作風景 (2009.01.11)
 
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