ゴジラ/怪獣王ゴジラ
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●1954年11月3日に全国劇場公開<名古屋地区1954年10月27日先行劇場公開>(併映:「仇討珍剣法」続映)された記念すべきシリーズ第一作、日本特撮SF映画の原点「ゴジラ」。

そして、2年後の1956年4月27日、アメリカで再編集後、凱旋公開された海外版ゴジラ「GODZILLA KING OF THE MONSTERS!/怪獣王ゴジラ」(国内劇場公開1957年5月:トリミングシネスコ版)。

日本が誇る世界のスーパーモンスター、水爆大怪獣「ゴジラ」ここに誕生す!

LD GALLERY
●GODZILLA KING OF THE MONSTERS!
米国初盤LD

1983年 VESTRON VIDEO
<VL3010>
アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」初盤LD。
画面はかなり明るい。1983年という古いリリースだが、経年劣化によるスノーノイズさえなければ、視聴に困るほど画像が悪いという事はない。
サイドAとBの切替が他の「海外版ゴジラ」LDとは違う。スタンダードサイズ(1.33:1)収録。
78分54秒版(ジャケット表記は80分)。
本編冒頭のトランスワールド社カンパニークレジットは黒画面処理にて消去。エンディングクレジットはカット。
※特典映像未収録

アメリカ再編集版の劇場リリースはトランスワールド社。監督はテリー・モース。
アメリカの新聞記者スティーブ・マーチン(レイモンド・バー)が日本で遭遇したゴジラの脅威を回想形式で語るものであり、スティーブ・マーチンはオリジナル版の新聞記者・萩原(堺左千夫)の役どころをインスピレーションとしている。
また、スティーブ・マーチンと行動を共にする海上保安庁のイワナガトモ役は日系俳優のフランク・イワナガだが、本作以外これといった作品への出演歴はないようだ。
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●ゴジラ 完全版 国内初盤LD
1985年6月21日 東宝
<TLL2002>
国内初盤LD。オリジナル版「ゴジラ」完全版。
サイド1は47分48秒、サイド2は48分20秒の96分8秒完全版(ジャケット表記は98分)。

本ディスク以前に国内でリリースされたビデオはすべて6分ほどカットされていた短縮版で完全版としては世界初リリース。
オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1)収録。三角帯・解説書封入。
※特典映像等未収録
■完全版にて復活したシーン
○07:33〜08:02 新聞記者・萩原(堺左千夫)が大戸島の漁船の事故を電話で報告するシーンから新聞記事のカットまで
○26:11〜28:36 国会専門委員会での、婦人代議士(菅井きん)と代議士(恩田清二郎)とのやりとりから、走る国電内部での男女3人の会話のシーンまで
○31:48〜32:50 夜の海、船上のダンスパーティから海上にゴジラがチラリと現れるシーンまで
○50:52〜51:16 変電所配電室のシーンから注意を呼びかけるラジオのズームカットまで
○59:36
〜1:00:40
対策本部のシーンから、ゴジラが窓に人影の見えるビル越しにパトカーを焼き尽くすシーンまで
○1:01:14
〜1:02:01
松坂屋デパート入口付近でうずくまり「お父ちゃんの所へ行くのよ…」と、死(自殺)を決意する親子の一連のシーンがまるまるカット。(鳥篭をバックに咆哮するゴジラ、あの名シーンまでもがカットされていたのだ。)
※分数表記はいずれも目安
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●ゴジラ
ニューマスター国内盤LD
1991年11月1日 東宝<TLL2182>
オリジナルネガから作られたデジタルマスターによりLD化されたニューマスター再発盤。
96分8秒完全版(ジャケット表記は97分)。初盤LDより画像が明るくクリアになっている。
オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1)収録
帯無し、解説書封入。

・凱旋公開版「怪獣王ゴジラ」劇場予告篇(1分44秒)
※スタンダードサイズにて収録されているが、本編同様、予告編もシネスコサイズにトリミングされて公開されたのかどうかは不明。


・オリジナル版劇場予告篇収録(2分50秒)
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●「ゴジラ」「怪獣王ゴジラ」
カップリング国内盤LD-BOX
1994年 東宝<TLL2235>

資料的価値の高い豪華8大特典封入
ゴジラ
ジャケット裏面には復刻版シナリオに沿ったチャプターが克明に記載。
収録映像は1991年11月発売のニューマスター国内盤LDと同じ。
オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1)収録
・凱旋公開版「怪獣王ゴジラ」劇場予告篇(1分44秒)※スタンダードサイズ収録
・オリジナル版劇場予告篇収録(2分50秒)
怪獣王ゴジラ
ジャケット裏面には海外版ポスター掲載。
本編映像は1994年米国盤LD(LV12864)と同じ。スタンダードサイズ収録。
特典映像として、日本公開時のシネスコ画面(一部9分35秒)収録。これは、スタンダードサイズの上下をマスキングして劇場公開された現存する唯一のプリントよりテレシネ化したもの。
全28ページ解説書
MAKING OF GODZILLA(岸川靖)/海外版「怪獣王ゴジラ」制作事情(ダン・リード)/香山滋と私(竹内博)/ゴジラコレクション 1954(西村祐次)/「ゴジラ」特撮シーンの魅力(池田憲章)
当時の貴重なアイテムを復刻

・G作品絵コンテ/ピクトリアルスケッチ、全228シーン・295カットを小冊子にしたもの
・G作品 場面割り/撮影の際のロケ、セット、特撮等を明確にするために作られたもの
・ゴジラ決定稿・脚本/撮影に使用された完成した最終脚本
・宣伝部封筒&特製ポストカード/映画公開時、宣伝部によって作成されたもの、封入されているポストカードは田中一清撮影・合成によるスチール
・劇場プログラム/劇場の売店で販売
・宣伝チラシ/公開時にプレスシートの附録として作成
・祝詞/映画製作前に、無事故・ヒットを祈願して行われる修抜式の際に、祭主が神に申し述べる言葉。東宝撮影所内部にある枚方神社で行われた。本多猪四郎・田中友幸・北猛夫・圓谷(円谷)英二・松下忠・村田武雄・村上冬樹・眞木照夫・宝田明・河内桃子・平田昭彦・志村喬のサイン入り ※内容は解説書より抜粋

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●GODZILLA KING OF
THE MONSTERS
米国再発盤LD
1994年 <LV12864>
Paramount Communication
Company
アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」米国再発盤LD。
スタンダードサイズ収録。
本編映像はカップリング国内盤LD-BOX(TLL2235)に収録されている「怪獣王ゴジラ」と同じ(A、B面の切替シーンも同じ)。
78分54秒版(ジャケット表記は79分)
冒頭のトランスワールド社カンパニークレジット、エンディングクレジットともにカット。
※日本公開時のシネスコ画面(一部)は未収録。
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DVD GALLERY
●GODZILLA
KING OF THE MONSTERS
米国盤DVD
1998年5月5日
Simitar Video<7473>
アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」米国盤DVD。
コードフリー、オリジナルモノ・5.1ch英語音声収録。
スタンダードサイズ版と天地カットのノンスクイーズビスタ版(※アメリカ劇場公開サイズ)の両サイズ収録。
LDと同マスターのようだが、やはり解像度は高い。

本編冒頭にトランスワールド社カンパニークレジット(13秒)収録。エンディングクレジットはカット。

ゴジラ予告篇集(※「海外版ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」「怪獣大戦争」「オール怪獣大進撃」「メカゴジラの逆襲」のDVD用リニューアル版予告篇収録)、SFモンスタードキュメント、スチールギャラリー、Trivia Games、スクリーンセーバー、ムービングチャプター等の特典映像収録。
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●国内初盤DVD 2001年2月21日
東宝
<TDV2593D>
明るくコントラストの強いLDに比べて、モノクロの階調が豊かな高解像度かつ高精細なDVD。
96分8秒完全版(ジャケット表記97分)。

魚の目をしたゴジラが不気味。
オールカラー16P解説書封入。円谷英二生誕100年記念シール付。オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1)、チャプター付、日本語字幕収録。

■映像特典
・オリジナル劇場予告篇(2分50秒) ・伊福部昭インタビュー(50分34秒)200年11月13日収録・東宝俳優名鑑 (静止画)
※凱旋公開版「怪獣王ゴジラ」劇場予告篇(1分44秒)は未収録

■音声
・オリジナル日本語モノラル(リニアPCM) ・オーディオコメンタリー(宝田明)
・BGMトラック(音楽のみ)※ドルビーデジタル ・MEトラック(音楽+効果音のみ)※ドルビーデジタル
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●GODZILLA FINAL BOX-DVD
デジパック トールケース版
2005年4月22日 東宝<TDV15001D-1>
デジパック仕様のトールケース版はゴジラヘッド付ゴジラシリーズ30枚組完全版DVDボックスに収納されているオリジナル版「ゴジラ」。

本ボックスのみのオリジナル・ピクチャーディスク仕様だが映像内容は単品のジュエルケース版とまったく同じものとなる。
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●GODZILLA KING OF THE MONSTERS
怪獣王ゴジラ
GODZILLA FINAL BOX-DVD
<ゴジラ スペシャル・アーカイブス DISC-1>
2005年4月22日
東宝<TDV15001D-28>

アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」国内盤DVD初リリース。78分54秒版(ジャケット表記79分)。オリジナルモノラル英語音声、日本語字幕付き、スタンダードサイズ(1.33:1)収録。
2002年9月17日にリリースされたSONY MUSIC ENTERTAINMENT版米国盤DVD<LVD54623>「怪獣王ゴジラ」は、モノクロ映像に緑っぽいフィルターをかけていたようだが、本DVDはフィルムライクな完全なモノクロ映像で若干解像度も高いようだ。
「怪獣王ゴジラ」のマスターは、同じ箇所に同じフィルム傷が見られる事からすべて同じものと思われる。
本編冒頭のトランスワールド社カンパニークレジットは黒画面処理にて消去。エンディングクレジットはカット。
※チャプター付
※特典映像未収録(カップリング国内盤LD-BOX(TLL2235)「怪獣王ゴジラ」の特典映像として収録されていた日本公開時のシネスコサイズも未収録)

<ゴジラ スペシャル・アーカイブスDISC-2 収録内容>
「SF怪獣シンセサウンド ゴジラ伝説」 「SF交響ファンタジー ゴジラファンタジー」 「復活! ゴジラファンタジー」

<ゴジラ スペシャル・アーカイブスDISC-3 収録内容>
「サウンドコレクション ゴジラvsメカゴジラ 〜レコーディングライブ〜」「幻のゴジラ未使用フィルム〜ゴジラ合成画面を検証する」「東宝特美造形部列伝」「ゴジラ秘蔵映像集」 「ゴジラ・ピクトリアルスケッチ全公開」
※ゴジラ秘蔵映像集には、「モスラ対ゴジラ」「ゴジラの息子」「ゴジラ対メカゴジラ」の初公開未使用フィルムなども収録されていて、それなりに貴重ではあるが、「特撮未使用フィルム大全集」、「ゴジラ激闘外伝BOX」の特典映像の未使用フィルムなどからの再録もれが多数ある。

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●GODZILLA KING OF THE MONSTERS
米国盤DVD
2001年10月16日
GoodTimes Entertainment
<05-81221>
アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」。コードフリー、チャプター付。

上記米国盤DVDSimitar Video<7473>版DVDよりデジタルブロックノイズが目立ち、画質的には落ちる。
さらに米国盤DVD Simitar Video版<7473>にはノンスクイーズビスタ版(アメリカ劇場公開サイズ)も収録されていたが、本DVDにはスタンダードサイズ版しか収録されていない。

本編冒頭のトランスワールド社カンパニークレジット(13秒)、エンディングクレジットともにカット。
※特典映像は未収録。
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●GODZILLA KOIG DER MONSTER
ドイツ初盤DVD<74498>
2001年10月1日
MAWA Film & Meiden
2001年10月1日発売/ドイツ盤DVD
GODZILLA MONSTER COLLECTION VOL.1 PAL方式・コード2。ドイツ語モノ音声収録。

アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」ではなくオリジナル版「ゴジラ」のオープニングクレジットをドイツ語版に差し替えたレア度の高いドイツ版ゴジラ。
「ATRIUM FILM-VERLEITH zeigt GODZILLA」と表記されて始まるので、おそらくドイツで公開されたバージョンと思われる。
オープニングクレジットバック、本編途中の新聞タイトル風のテロップバックに表示される日本の新聞の静止画が天地逆さま。
→海外版タイトルはこちら
エンディングは黒バックに白文字で「ENDE」のみ表示。
一応チャプターで区切ってはいるが、メニューらしきものはなくメニュー上からのシーン選択はできない。

本編映像内容はオリジナル版「ゴジラ」(96分8秒)から各所、かなりの部分がカットされている79分37秒(PAL再生早回し版)となる。
画面は明るいが解像度は低く、画質はあまり良くない。

主なカットシーンは、国会公聴会での大戸島島民の一連の証言から調査団が大戸島へ出港するシーンまで、大戸島で半鐘の音に坂道を駆け上がるシーンの一部、国会専門委員会での婦人代議士と代議士とのやりとりから走る国電内部での会話まで、ゴジラ再上陸前の山根邸における山根博士と尾形の口論、テレビ画面から流れる「平和への祈り」を合唱している乙女たちの映像など。
※特典映像は未収録。
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2002年9月17日発売/米国再発盤DVD
●GODZILLA KING OF THE MONSTERS 
米国盤DVD 2002年9月17日
SONY MUSIC ENTERTAINMENT
<LVD54623>

アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」。コード1 スタンダードサイズ版(1.33:1)収録。78分54秒版(ジャケット表記は78分)。
シリーズ共通メインメニュー。米国盤DVD Simitar Video版<7473>よりも緑がかった映像だが、画質はかなり良くなっている。
本編冒頭のトランスワールド社カンパニークレジットは黒画面処理にて消去。エンディングクレジットはカット。

オリジナルモノラル英語音声と5.1chサラウンド英語音声収録。
ゲームキューブ「GODZILLA DESTOROY ALL MONSTERS」プレビュー収録。

※1998年5月5日リリース上記米国盤DVD Simitar Video版<7473>に収録されていた天地カットのノンスクイーズビスタ版(アメリカ劇場公開サイズ)は残念ながら未収録。
※予告篇等の特典映像未収録。

GODZILLA, KING OF THE MONSTERS/GODZILLA VS. MOTHRA/GODZILLA'S REVENGE/TERROR OF MECHAGODZILLA/RODAN の5作品が THE ULTIMATE GODZILLA DVD COLLECTION としてボックスセットと各単品がそれぞれ発売された(RODAN/ラドンのみ米国初DVD化)。

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●GODZILLA
GODZILLA IL RE DEI MONSTRI
イタリア盤DVD<PSV3177>
2003年 CECCHI GORI HOME VIDEO
PAL方式・コード2。「オリジナル版ゴジラ(完全版)」と「怪獣王ゴジラ(イタリア版)」をカップリングしたイタリア盤2枚組DVD。
6ページブックレット封入。

■オリジナル版「ゴジラ」
本編97分22秒オリジナル完全版「ゴジラ」。本編冒頭の「賛助 海上保安庁」テロップ有(完全版)、スタンダードサイズ収録。
オリジナル日本語モノ・5.1ch音声収録、イタリア語字幕(ON・OFF不可)、ムービング・チャプターメニュー付。

上記東宝ニューマスター国内盤LD<TLL2182>の映像を元マスターとしているようだが、画質は悪い。イタリア語字幕が消せないので、DVD単独の使用ではなくVHSテープのようなものと共通使用している素材と思われる。
「終」表記の後に黒画面のまま、ゴジラの足音と「モスラ対ゴジラ」のテーマ曲をアレンジした音楽が1分04秒ほど流れる。

■アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」

イタリア語版オープニングクレジット収録。
本編76分45秒(冒頭のYAMATO VIDEO ENTERTAINMENTクレジット除く)、スタンダードサイズ収録。
イタリア語モノ・イタリア語5.1ch・英語5.1ch音声収録、イタリア語字幕(ON・OFF可)、ムービング・チャプターメニュー付。

トランスワールド社カンパニークレジットはカット。
オープニングの"GODZILLA KING OF MONSTERS"タイトル表記の後に、嵐の大戸島で新吉の兄政治(山本廉※→こちら)がゴジラを目撃するシーンなどを編集した映像をバックにイタリア語版クレジットが約40秒挿入される。
エンディングは"FINE"のみでクレジットロールは無いが、黒画面のまま「モスラ対ゴジラ」「ゴジラ」のテーマ曲をアレンジした音楽が1分10秒ほど流れる。
コントラストが弱く明るめで平板だが、映像が明るいので暗い場面などはよく見える。
オリジナル版「ゴジラ」より画質がよい。
また、スタンダードサイズ収録の天地の画面情報量が多いようだ。
イタリア独自のマスター(イタリア公開版?)を使用しているのかもしれない。

●特典映像
・本多猪四郎、テリー・モース、レイモンド・バー各フィルモグラフィー
静止画文字情報

・ビデオトレーラー(予告編集)
英語音声・スタンダードサイズ収録
オリジナル劇場予告篇ではなく上記Simitar Video米国盤DVD<7473>に収録されていた「海外版ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」「怪獣大戦争」「オール怪獣大進撃」「メカゴジラの逆襲」のDVD用リニューアル版予告 篇集と同じだがコピーしたもののようで画質はかなり劣る。
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●大恐龍 GODZILLA
台湾盤DVD<JMD-09>
2005年1月5日
龍騰工程企業有限公司影視部
コードフリー。冒頭の「賛助 海上保安庁/東宝マーク」をカットした95分44秒オリジナル版「ゴジラ」収録。
日本語音声、中文字幕付(ON/OFF可能)。ムービングメニューチャプター付。

上記東宝ニューマスター国内盤LD<TLL2182>の映像を元にしていると思われるが、LDより暗く解像度も劣る。
※特典映像は未収録。
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●GODZILLA DaS ORIGINAL 2 DISC SPECIAL EDITION
US-VERSION + DEUTSCHE KINOFASSUNG
ドイツ再発盤DVD 2005年11月28日
SPLENDID ENTERTAINMENT<40 13549 57121 0>

PAL方式・コード2、スタンダードサイズ(1.33:1)収録。

■ドイツ短縮版「ゴジラ」 DEUTSCHE KINOFASSUNG
国内オリジナル版「ゴジラ」のオープニングクレジットをドイツ語版クレジットに差し替え、各所をカットした78分15秒短縮版(PAL早回し再生)。エンディングは"ENDE"表記。
ドイツ語音声(ドルビーデジタル1.0)収録。※日本語音声未収録。
チャプターメニュー付。

ドイツ初盤DVD<74498>で見られた天地逆さまの日本の新聞をバックにしたドイツ語版クレジット(ドイツ劇場公開版?)ではなく、アメーバ状の何かが揺れ動くパターンをバックにした新たなるドイツ語版クレジットに差し替えられている。
画質も鮮明になっているので、上記東宝ニューマスター国内盤LD<TLL2182>の映像を元マスターとしたオリジナル版「ゴジラ」をDVD用に新たにドイツで編集したものと思われる。
本編映像はドイツ初盤DVD<74498>とほぼ同じようなシーンをカットしている。
※解説書未封入
※「ゴジラ ファイナルウォーズ」「ギャング・オブ・ニューヨーク」他ドイツ語版予告篇収録。

■アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」 US-VERSION
海外版ゴジラ収録。英語音声(ドルビーデジタル1.0ch)、ドイツ語字幕版(ON/OFF可)。
チャプターメニュー付。
本編映像は75分40秒。PALマスターの早回し再生で、おそらくカット無しと思われる。

本編冒頭のトランスワールド社カンパニークレジットは黒画面処理にて消去。エンディングクレジットはカット。
※海外版予告篇未収録

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●GODZILLA(GOJIRA)
英国盤DVD 2006年2月13日
bfi(British Film Institute) <BFIVD680>

オリジナル版「ゴジラ」PAL方式・コード2。
国内盤DVDとはマスターが違い、コントラストが強く明るめで、フィルム傷やノイズが目立つ。上記東宝ニューマスター国内盤LD(TLL2182)に使われたデジタルマスターを元にDVD化したものと思われ、DVDとしては画質は良い。
また、スタンダードサイズ収録の天地の画面情報量が多い。

冒頭の「賛助 海上保安庁/東宝マーク」はカット。本編92分14秒版(ジャケット表記93分)スタンダードサイズ(1.33:1)収録。
チャプターメニュー付 日本語オリジナルモノ音声 英語字幕付(ON/OFF可)。
16ページブックレット封入。
※アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」本編は未収録。

■特典映像
・Commentary
※ゴジラエキスパート3人(Ed Godiziszewski、Steve Ryfle、Keith Aiken)による音声解説収録
・Original Japanese Trailer
※オリジナル版劇場予告篇収録(2分45秒)

・Original U.S. Trailer
※凱旋公開版「怪獣王ゴジラ」劇場予告篇(1分41秒) スタンダードサイズ収録

U.S.トレーラーとクレジットされているが、実際には1957年5月にアメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」が凱旋公開される際に国内公開された日本語スーパーが表記される劇場予告編の英語ナレーション版。国内ニューマスター盤LD<TLL2182>・国内カップリング盤LD-BOX<TLL2235>には収録されていたが、DVDソフトの特典映像としては初収録となる。
・The Japanese Fisherman
※1954年3月1日、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験により被爆した遠洋マグロ漁船第五福竜丸に関するドキュメンタリー収録(10分36秒)。ご存知のように、この事件は「ゴジラ」製作のインスピレーションともなった。英語のナレーション付きだが、ドキュメンタリー自体は1954年に日本で作られたもののようで、資料的価値は高い。
・Designing Godzilla
※製作風景などのスチールと英語ナレーションにより語られる「ゴジラの造形について」のドキュメント(12分36秒)
・Story Evolution
※絵コンテなどのスチールと英語ナレーションにより語られる「ゴジラのストーリーについて」のドキュメント(6分10秒)
・Gallery
ポスターや宣材13枚、絵コンテ17枚、ミニチュアの設計図やスチール10枚を紹介
・Acknowledgements
本DVD製作に関する謝辞(静止画)

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●THE ORIGINAL JAPANESE MASTERPIECE
INCLUDES THE U.S. THEATRICAL RELEASE
GODZILLA, KING OF THE MONSTERS
米国盤DVD 2006年9月5日
ClassicMedia<DVMS 003882-450>

オリジナル版「ゴジラ」(完全版)と「怪獣王ゴジラ」(アメリカ版)をカップリングした米国盤2枚組DVD。コード1。

<DISC1>
JAPANESE VERSION (GOJIRA) オリジナル版「ゴジラ」

1954/B&W / JAPANESE WITH ENGLISH SUBTITLES / NATIVE HI-DEF FROM 35MM PRINT オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1)収録
劇場公開ポスター数種をコラージュしたトップメニュー、チャプター付、英語字幕ON/OFF可
本編実測95分42秒※本編冒頭の「賛助 海上保安庁」テロップ無し

国内盤DVDとはマスターが違い、コントラストが強く明るめで、フィルム傷やノイズが目立つ。1991年東宝ニューマスター国内盤LD(TLL2182)と同じ箇所に同じフィルム傷が見られる事から、1991年にオリジナルネガより起こされたデジタルマスターを元にDVD化したものとも思われる。

・Steve Ryfle and Ed Godziszewski オーディオコメンタリー収録
・Making of the Godzilla Suit Featurette
Ed Godziszewski 解説によるゴジラの造形(スーツ)が誕生するまでのドキュメンタリー(約13分04秒)
・Godzilla: Story Development featurette
Ed Godziszewski 解説によるゴジラ誕生までのドキュメンタリー(約12分54秒)
・Original Trailer オリジナル劇場予告篇

<DISC2>
U.S. VERSION (GODZILLA,KING OF THE MONSTERS) アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」

1956/B&W / ENGLISH LANGUAGE / 4×3 ASPECT RATIO / STARRING RAYMOND BURR スタンダードサイズ収録 本編80分23秒
劇場公開ポスター数種をコラージュしたトップメニュー、チャプター付、英語字幕ON/OFF可。

GODZILLA FINAL BOX-DVD<ゴジラ スペシャル・アーカイブス DISC-1>に収録されたものと同じマスターのようだが。本編終了"THE END"表示後にノンスクイーズビスタサイズに画面が変わり、エンディングクレジットが流れる。
音楽も途切れ、フィルムノイズが目立つので別のフィルム(アメリカ劇場公開版フィルム?)から流用したものと思われる。

※本編冒頭のトランスワールド社カンパニークレジットは黒画面処理にて消去。THE END 表示後にエンディングクレジットが約1分30秒流れる。

・アメリカ公開版劇場予告篇収録(59秒)

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●GODZILLA KING OF MONSTERS!
スペイン盤DVD
2007年8月22日 L'ATELIER<LA 014>
アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」(80分19秒)収録、オリジナル版ゴジラは未収録。

コードフリー ※ジャケ裏にALL REGIONS. COMPATIBLE WITH ALL DVD PLAYERSとの記載があり、スペイン盤だが国産のプレイヤーでも再生可能。
スタンダードサイズ(1.33:1)、英語音声(ドルビーデジタル1.0ch)、スペイン語・フランス語字幕(字幕ON/OFF可)収録。
ディスク再生冒頭にてスペイン語、フランス語メニュー選択可能。
メインメニュー、ムービングチャプターメニュー付。
16ページブックレット封入。

下記米国クライテリオン盤ブルーレイ<#594>「怪獣王ゴジラ」に収録されていた冒頭の東宝マークおよびTRANSWORLD RELEASE(トランスワールド社)カンパニークレジットは未収録だが、キャスト紹介のエンディングクレジット(約1分30秒)は収録されている。
DVDの画質としてはそれほど悪いという事はない。

ジャケットは「怪獣王ゴジラ」海外版ポスター。
海外の多くの国ではゴジラの体色は緑色と思われていた。
これはアメリカで作られた海外版ポスターのゴジラが、緑色のトカゲを参考に彩色されていた事によるもので、過去に海外でリリースされた「海外版ゴジラ」のジャケットを見てもわかるように、海外の初ゴジは緑色である事が多い。(上記米国盤LD他拡大ジャケット画像参照)
ちなみに国内でも1962年8月公開「キングコング対ゴジラ」でカラー化されるまで、ゴジラの体、背ビレの発光、白熱光の色などわからなかった。

■特典映像
・アメリカ公開版劇場予告篇収録(50秒)
2006年9月5日リリースClassicMedia版米国盤DVD<DVMS 003882-450>収録と同じ(短縮版)

・クレジット
キャスト&スタッフ紹介(静止画文字情報)

・テリー・モース、本多猪四郎、レイモンド・バー、平田昭彦、河内桃子、宝田明、志村喬各フィルモグラフィー
静止画文字情報

・THE WAR DEPARTMENT presents Army-Navy SCREEN MAGAZINE ISSUE NO. 74 "TALE OF TWO CITIES" (11分53秒モノクロ)
1946年米軍により撮影された原子爆弾投下後の広島と長崎のドキュメンタリー映像。
1945年8月広島と長崎に落とされた原子爆弾による悲劇の影響が、ゴジラ誕生の背景にあるとの事から収録されたもののようだ。

・TALES OF TOMORROW: SNEAK ATTACK(28分42秒モノクロ)
1951年12月7日放送、トワイライトゾーン的な内容のアメリカのTVドラマ"TALES OF TOMORROW"内の1エピソード"SNEAK ATTACK"収録(生放送のドラマだったようで途中のCMまでまるごと収録されている)。
アメリカが真珠湾攻撃以来最悪の、原子爆弾による奇襲の脅威にさらされるというエピソードのようだ。本DVDにて初見となるが、原子爆弾、核の脅威をすでに1951年という早い時期に、それもTVドラマ化している事に驚きを覚える。
(「原子怪獣現わる」The Beast from 20,000 Fathomsは1953年、オリジナル版「ゴジラ」は1954年製作)
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●東宝特撮映画DVDコレクション創刊号
付録DVD 「ゴジラ」
2009年9月29日(火)
デアゴスティーニ・ジャパン

隔週刊リリースDVD付きマガジン「東宝特撮映画DVDコレクション」創刊号。

作品解説、怪獣図鑑、兵器図録、俳優名鑑、撮影秘話、資料館、川北紘一監督に訊くといった内容のA4変型マガジン(片面見開きポスター含む22ページ)に、DVDを付録としてつけたものとなる。

DVDに収録されている本編映像は国内盤DVD(TDV2593D)と同一マスター。
本編/スタンダードサイズ(1.33:1)収録、96分12秒完全版 チャプターメニュー付
音声/日本語モノラルのみ
特典映像として、次号予告&定期購読のご案内「モスラ対ゴジラ」オリジナル劇場予告編(2分13秒)、本DVD付マガジンシリーズガイド(6分08秒)収録

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Blu-ray GALLERY
●ゴジラ Blu-ray
【東宝特撮Blu-rayセレクション】
豪華スリーブ仕様
2009年9月18日<TBR19160D>
東宝盤DVD・東宝盤Blu-ray・米国盤Blu-ray・クライテリオン盤Blu-ray 画像比較はこちら→
絶対的な情報量が違うブルーレイ。やや平板で甘い印象を受けるのが、東宝盤DVDと比較すると細密感は完全に違う。
2008年10月25日(土)日本映画専門チャンネルにて放送されたピュア・ハイビジョン版と比較しても、一見アンダーのようだが細部の解像度は本ブルーレイ盤の方が高い。

映像/本編96分13秒版 オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1) 1080P HD MPEG4-AVC
音声/モノラル リニアPCM・ME(BGM+効果音)リニアPCM・オーディオコメンタリー(ドルビーデジタル)
字幕/日本語字幕
・ポップアップメニュー
・本編再生中に最大50箇所のブックマークを設定できるマイ・ブックマーク機能付

■特典映像
・オリジナル劇場用予告篇(HD画質)(2分51秒)
・スナップで観る撮影現場の風景(静止画・HD画質)【初収録】
撮影現場のスナップ写真多数収録※解説テロップ有り・無し選択可能
・オーディオ・コメンタリー(宝田明)
・復刻 ゴジラのテーマ(HD画質)(7分22秒)【初収録】
2008年3月16日東京杉並公会堂にて開催された第二回伊福部昭音楽祭から。
「ゴジラのテーマ」を本編で使用されたオリジナルスコアをそのままに忠実に再現し、映画音楽録音時とほぼ同じ編成を組んで演奏されたものを本編映像とシンクロさせて収録。
・オキシジェン・デストロイヤー(HD画質)(4分16秒)【初収録】
現存している撮影用のオキシジェン・デストロイヤーは二つ。 そのうち、芹澤博士が海底で使用した球体が開く仕掛けが施されている方のオキシジェン・デストロイヤーを、ハイビジョン映像により克明に接写したもの(2009年5月27日撮影)。
・伊福部昭インタビュー(SD画質)(50分37秒)
DVD収録のものと同内容。
・ピクチャー・イン・ピクチャーで観る繪コンテ【初収録】
本編再生中にピクチャー・イン・ピクチャー機能を使って画面右下に絵コンテ(ピクトリアル・スケッチ)を表示可能、本編映像との比較ができる。

※空の大怪獸 ラドン(ブルーレイはこちら→)
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●THE ORIGINAL JAPANESE MASTERPIECE
Gojira THE ORIGINAL GODZILLA
米国盤Blu-ray
2009年9月22日 ClassicMedia<1000757>
上記米国盤DVD<DVMS 003882-450>と同じClassicMediaよりリリースされたオリジナル版「ゴジラ」米国盤ブルーレイ。
※アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」は未収録。
東宝盤DVD・東宝盤Blu-ray・米国盤Blu-ray・クライテリオン盤Blu-ray 画像比較はこちら→
東宝盤ブルーレイとはHDマスター違い。
同メーカーより2006年9月にリリースされた米国盤DVD(DVMS 003882-450)は、1991年東宝ニューマスター盤LD(TLL2182)に使われた、オリジナルネガから起こされたデジタルマスターを使用したもの。そして本米国盤Blu-rayは、そのマスターを使用してHDディスク化したものと見受けられる。

1991年東宝盤LD(TLL2182)に使用されたオリジナルネガからのデジタルマスターは、コントラストが強く明るいのが特長で、本ブルーレイ盤も同じようにコントラストがやや強い。
また、一応レストア作業済みのようでDVDで見られた大きなフィルム傷やノイズは除去されているが、取りきれない小さな傷やノイズはまだまだ散見している。
個人の好みによる所も大きいが、エッジ・輪郭を強調したコントラストの強いクッキリとした映像が好きな人には、本米国盤ブルーレイの方が高画質と感じられるかもしれない。(東宝盤ブルーレイと違い、読込みに時間がかからないのも良い。)

国内のブルーレイ・プレイヤーでも視聴可能なコードA
映像/25GB Blu-ray Disc 映像コーディック MPEG-4 AVC 1080i HD 本編実測95分46秒(ジャケット表記98分)※本編冒頭の「賛助 海上保安庁」テロップ無し
※オリジナルスタンダードサイズ(1.33:1)ではなく、天地を少しだけカットしズーム。左右の黒帯の幅が狭い(1.47:1)サイズで収録されている。
音声/日本語モノラル リニアPCM
字幕/英語字幕

■特典映像

・劇場公開ポスター数種をコラージュしたトップメニュー(DVDとはデザイン違い)
・ポップアップメニュー
・SCENE SELECTION
----------------------------
※以下DVDと同内容(SD画質)
・Steve Ryfle and Ed Godziszewski オーディオコメンタリー収録
・Godzilla: Story Development featurette
Ed Godziszewski解説によるゴジラ誕生までのドキュメンタリー(約12分54秒)
・Making of the Godzilla Suit Featurette
Ed Godziszewski解説によるゴジラの造形(スーツ)が誕生するまでのドキュメンタリー(約13分04秒)
・Original Trailer オリジナル版劇場予告篇
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●DIRECTED BY
ISHIRO HONDA
GODZILLA 1954
Blu-ray SPECIAL EDITION
米国クライテリオン盤ブルーレイ
[Blu-ray]<
2012年1月24日
ボイジャー社
<The Criterion Collection
#594>
国内のブルーレイ・プレイヤーでも再生可能なコードA

■オリジナル版ゴジラ
上記ClassicMedia版米国盤Blu-ray(1000757)と同じく1991年東宝盤LD(TLL2182)に使われたオリジナルネガから起こされたデジタルマスターを使用してHDディスク化したものと思われるオリジナル版「ゴジラ」クライテリオン盤ブルーレイ。

東宝盤ブルーレイのモノクロ映像作品は黒澤作品含め、総じてコントラストが抑えめだが、本クライテリオン盤ブルーレイはClassicMedia版よりも鮮明で、さらにエッジ・輪郭を強調したコントラストの強い映像となっている。
東宝盤DVD・東宝盤Blu-ray・米国盤Blu-ray・クライテリオン盤Blu-ray 画像比較はこちら→
ClassicMedia版は1080iインターレス方式での収録だったがクライテリオン盤は東宝盤ブルーレイ同様1080pプログレッシブ方式のため、エッジのギザギザもない。
そして丁寧なレストア処理。
東宝盤ブルーレイにあった画像の揺れは軽減、解像度の甘さもなく、鮮明さはクライテリオン盤の方が高いがマスターの影響もあるのだろう、コントラストが強いためフィルムノイズが目立ち、昼間などはややキツイ印象を受ける。

しかし、ゴジラが東京湾から上陸。ゴツゴツとした皮膚と背ビレのシルエット、不気味な丸い目玉を夜の闇に浮かび上がらせながら、東京全土を焼き尽くすハイライトシーンでは、その闇と光の絶妙なコントラストが恐怖感を煽る。

映像により何を表現しようとしているのか、したかったのか。
古い作品の場合、誰が監修するのかという大きな問題もあるが、フィルム映像のデジタル化作業で最も大切なのは、制作者の意図を汲み、単なる修復ではなく、再現を目的とする事。
東宝盤ブルーレイに感じる物足りなさはそんな所にあるのかもしれない。

■映像/50GB Blu-ray Disc 映像コーディック MPEG-4 AVC 1080p HD
本編96分15秒※冒頭のクライテリオンマーク表記14秒除く(ジャケット表記96分)
※本編冒頭の「賛助 海上保安庁」テロップ有(完全版)
※オリジナルスタンダードサイズ1.33:1 (1.37:1)収録
・映画歴史研究家David Kalatによるコメンタリー収録
・TIMELINE機能
※現在視聴しているチャプタータイトル付のタイムバーを表示し、音声解説への切替とお気に入りのブックマークが付けられる
・チャプター付
・レジューム機能付

・英語字幕収録(新訳)(ON・OFF可)

■音声/日本語リニアPCMモノラル音声
※東宝盤ブルーレイよりも音声は鮮明となる。

■特典映像
・アメリカ編集版「怪獣王ゴジラ」HD画質
本編80分28秒 冒頭にトランスワールド社カンパニークレジット、エンディングにキャスト紹介クレジット収録の完全版。
※冒頭のクライテリオンマーク(12秒)、東宝マーク表記(13秒)除く
※オリジナルスタンダードサイズ1.33:1 (1.37:1)収録


特典映像として「怪獣王ゴジラ」HD版が初リリース。
マスター自体は従来のものと同じようだが、HD画質となり解像度は格段に向上。
また、冒頭に東宝マーク(13秒)とTRANSWORLD RELEASEトランスワールド社カンパニークレジット(13秒)、エンディングにキャスト紹介のクレジット(約1分30秒)が収録されている。
上記ClassicMedia版米国盤DVD<DVMS 003882-450>ではTHE END表記の後にエンディングクレジットが付け加えられていたが、本ブルーレイ版ではTHE ENDの前に、音楽も途切れる事なくエンディングクレジットが流れる完全版ともいえるものだろう。
フィルムグレインが目立ち、ゴミやフィルム傷もかなり残っているが、あくまでも特典映像のレベルという事なのかオリジナル版ほどのレストア作業は行っていないようだ。

・チャプター付
・映画歴史研究家David Kalatによるコメンタリー収録
・アメリカ公開版劇場予告篇収録(1分43秒)HD画質
2006年9月5日リリースClassicMedia版米国盤DVD<DVMS 003882-450>収録のものより長いアメリカ公開版劇場予告篇 長尺版。
映像的には2006年2月13日リリース英国盤DVD<BFIVD680>収録のU.S.トレーラーとほぼ同じで日本語スーパー表記がないものとなる。
・CAST AND CREW
※キャスト&スタッフインタビュー
宝田明※2011年新収録(12分58秒)HD画質
中島春雄(ゴジラアクター)※2011年新収録(9分48秒)HD画質
入江 義夫(特殊美術)・開米 栄三(ゴジラ造形) ※2011年新収録(30分08秒) HD画質
伊福部昭※2000年11月13日収録(50分43秒) 東宝盤DVD<TDV2593D>/ブルーレイ<TBR19160D>収録と同じ(SD画質)
・PHOTOGRAPHIC EFFECTS
「幻のゴジラ未使用フィルム〜ゴジラ合成画面を検証する」(9分05秒)
※GODZILLA FINAL BOX-DVD 封入の「怪獣王ゴジラ」<ゴジラ スペシャル・アーカイブスDISC-3>に収録と同じ(SD画質)
・TADAO SATOHD画質
映画評論家 佐藤忠男へのインタヴュー※2011年新収録(14分05秒)
・THE UNLUCKIEST DRAGON(9分38秒)HD画質
※英国盤DVD<BFIVD680>の特典映像に収録されているドキュメント「The Japanese Fisherman」とは違い、2011年ボイジャー社により本クライテリオン盤の特典映像として新たに作られたドキュメントとなる。
第五福竜丸=ラッキードラゴンNo.5。ラッキーではなくもっともアンラッキーだったと被爆した第五福竜丸を紹介。そして「ゴジラ」製作までを語る。

・TRAILER
※オリジナル版劇場予告編収録(2分56秒) HD画質
HD画質のようだが東宝盤ブルーレイ収録のものより画像は暗い。
・評論家J. Hobermanエッセイによるブックレット(14ページ)封入。

ちなみにデジパック仕様の中ジャケットが飛び出す絵本のような仕掛けになっているが、外箱含めて絵柄が平成ゴジラというのが気に入らない(絶命ゴジラもイメージコラージュ)。
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VHS GALLERY
●ゴジラ
短縮90分版VHS
1980年(?)東宝
●ゴジラ
短縮90分版VHS<TG0822-V>
短縮30分版VHS<TG0470-V>
1983年(?)東宝
●ゴジラ
(完全復刻版)VHS
1988年9月
東宝<TG1744>
→カットされたシーンは上記、1985年6月21日「ゴジラ 完全版」国内初盤LD参照   
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●ゴジラ(完全版)VHS
1991年12月1日 東宝<TG4287>
●怪獣王ゴジラ
1988年11月1日 東宝<TH1866>
●怪獣王ゴジラ
1993年8月1日 東宝<TH4456>
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海外版 VHS-GALLERY
●GODZILLA KING OF
THE MONSTERS
!
1983年
VESTRON VIDEO
●GODZILLA KING OF
THE MONSTERS
1993年1月29日
Paramount Studios
●GODZILLA KING OF
THE MONSTERS
1998年4月7日
Simitar Video
●GODZILLA KING OF
THE MONSTERS
1998年4月7日
Simitar Video
●GODZILLA KING OF
THE MONSTERS
2002年9月17日
SONY MUSIC VIDEO
   
SFモンスタードキュメント、予告篇集、スチールギャラリー収録のコレクターズ版VHS。
   
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SOUNDTRACK GALLERY
●ゴジラ生誕50周年記念 ゴジラ・サウンドトラック
パーフェクト・コレクション BOX-1
2004年10月 東宝ミュージック<GB1>
※1954セット限定発売 シリアル番号入り(No.162)
<特典CD「ゴジラ」東宝レコード復刻盤付>

ゴジラシリーズ全28作の音楽を1作品ごとにCD化。別バージョン、別テイク等含めて収録可能な音楽・音源をすべて収録した完全盤BOX(全6巻予定)。
40周年時にリリースされた、ゴジラ大全集1の「ゴジラ」オリジナル・サウンドトラックの収録にもれ、東宝怪獣映画選集6「宇宙大怪獣ドゴラ」の巻末に「ゴジラシリーズ、別テイク集 他」として収録されていた「MA(編集曲)〜品川大混乱」も収録。また、この盤のみのボーナストラックとして、編集音楽テープに残されていない「嵐の大戸島(M7)のリテイク(本編使用分)」「遊覧船音楽」「ラジオ音楽」が映像フィルムより採録されている。

ジャケットは歴代ゴジラのアップ。ピクチャーディスクを取り外すと、その下にはピクチャーディスクの絵柄になっている本編映像のメイキングスチールが現れるという凝ったディスクパッケージ仕様だ。

歴代ゴジラ一覧 →作品順に並べたジャケットはこちら
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●ゴジラ生誕40周年記念
ゴジラ大全集1
「ゴジラ」オリジナル・サウンドトラック
1993年12月22日
東芝EMIユーメックス
<TYCY-5345>

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