国内怪獣映画/海外版ジャケット特集 DVD
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海外版DVD
●GAMMERA THE INVINCIBLE
大怪獣ガメラ/海外版
(米国盤DVD) 2003年5月20日
Alpha Video リリース(ALP 4165D)
1965年 湯浅憲明監督
築地米三郎特殊撮影作品。
英語吹替音声、コードフリー、テレビサイズ収録。
メニュー画面、チャプター、同メーカーリリースDVDカタログ付。
オープニングカンパニーロゴがAn NTA RELEASE ではじまる海外公開版「大怪獣ガメラ」、初のディスク化である(ビデオではリリース済み)。

オープニングクレジットタイトルが「HARRIS ASSOCIATES, INC. presents / GAMMERA THE INVINCIBLE」ではじまり、クレジットロールもすべて英語版に差換えられている。

国内オリジナル版にも北極のアメリカ軍基地の様子が写るが、それとは全く別物の基地のシーン、目覚めたガメラの破壊によるパニックの様子と議論、人類最後の希望Z計画(Plan Z)の国連での会議のもようなど、米国で撮り足したシーンが大幅に挿入されている、オリジナル78分版よりも長い85分15秒版。
海外版用のシーンには、1955年の「原子人間」(国内盤DVD、2003年11月7日発売予定)でクォーターマス博士を演じたブライアン・ドンレヴィ、後の1969年、「ワイルドバンチ」に出演するアルバート・デッカーなど、名の知れた俳優が出演しているが、これは、やはり1956年「怪獣王ゴジラ」海外版のレイモンド・バー起用による成功の影響が大きいだろう。
特撮パートには、特に新撮影されている部分はない。

特典映像として、海外宣伝用ポスター・海外版ポスター・ロビーカード・静止画資料集が収録。
初公開時のガメラの英語表記は GAMMERA でMがダブっていたが、後に GAMERA で統一された。
オープニングとエンドクレジットにかかる「テレビ版バットマンのテーマ」のようなガメラの曲が印象に残る。(2003.9.20)
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●WAR OF THE MONSTERS
大怪獣決闘ガメラ対バルゴン/海外版
(米国盤DVD) 2003年6月24日
Alpha Videoリリース (ALP 4186D)
1966年田中重雄監督
湯浅憲明特撮監督作品。
英語吹替音声、コードフリー、テレビサイズ収録版。
メニュー画面、チャプター、同メーカーリリースDVDカタログ付。
オープニングクレジットタイトルは「WAR OF THE MONSTERS」、クレジットロールもすべて英語版に差換えられている米国公開版。
海外版のみに収録されているというシーンはないが、ドラマ部分が所々カットされ、若干の編集違いがある本編88分24秒版(国内オリジナル版は約100分6秒)。ガメラ対バルゴン海外版、初のディスク化である。

特典映像として、Gamera vs. Barugonバージョンの海外宣伝用ポスター・海外版ポスター・ロビーカード・静止画資料集が収録。
中でもドイツ公開版ガメラ対バルゴン「GODZILLA der Drache aus dem Dsuchugel」のロビーカードが多数収録されているのが貴重だ。

(昭和)ガメラ対決シリーズ、唯一の大人向けの作品で対ギャオスと並び人気の高い本作。精悍なガメラの造型、欲にかられた人間の愛憎劇、冷凍液と火炎噴射の氷と炎の対決、イマジネーション溢れるファンタジックな殺人虹光線、バルゴン誘導ダイヤモンド作戦など、見所満載の怪獣映画である。

米国公開版でカットされているシーンは、
●50分07秒〜44秒:バルゴン遠隔攻撃作戦会議、
●53分9秒〜20秒:地下に避難した群衆の中で、カトちゃんチックなおっさんが原子爆弾うんぬんと言って 隣のおばさん(奥さん?)に怒鳴られるシーン、
●64分04秒〜64分8秒:傷口を吸って手当てをするカレンに平田が驚き、「カレン…」とつぶやくシーン、
●64分45秒〜66分33秒:水に弱いというバルゴンの弱点をついたダイヤモンド作戦会議、
(※この後の、柱に縛られた悪人小野寺が妻に助けられ、土○の娘、土○部○といった放送禁止用語炸裂のシーンが、海外版ではバルゴンのダイヤモンド作戦遂行中の間に挿入される)
●69分22秒〜73分22秒:赤外線を利用した第2の誘導作戦会議、
●74分7秒〜40秒:ルビー殺人光線発射機を誘導用に改造するという天野教授の説明シーン、
●79分52秒〜80分20秒と82分45秒〜55秒:アナウンサーの実況説明、
●84分44秒〜86分26秒:バックミラー作戦会議、
など主に映画中盤の見所であるバルゴン撃退作戦の説明的なシーンがカットされている。
ガメラにより琵琶湖に沈められるバルゴンの断末魔の虹の殺人光線。子供の頃、この映画で初めて、断末魔という言葉を知った…。(2003.9.20)
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●KiNG-KONG Frankensteins Sohn
キングコングの逆襲 (ドイツ盤DVD)
2002年 MEDIA TARGET DISTRIBUTION
TRIVIALFILM KOLLEKTION No.1
PAL方式・コード2
スクイーズ収録、ドイツ語版、ムービングチャプター付。
オープニング・カンパニーロゴは Constantin FILMS bright。オープニングクレジットタイトルをドイツ語版クレジットに差し替えたドイツ公開版(モノ音声収録)。オリジナル104分版を83分41秒に短縮したバージョン(ジャケット表記85分)。

画質はあまり良くないが、「キングコングの逆襲」はRKOゼネラルとの版権がからんでいるせいもあり、海外でのソフト化は珍しい。

特典映像としては、「キングコングの逆襲」ドイツ版劇場予告編、アメリカ版劇場予告編、オリジナル国内版劇場予告編(いずれもワイドサイズ収録)。何故か「KiNGKONG GEGEN GODZILLA」(キングコング対ゴジラ)とタイトルが付けられた「ゴジラ対メカゴジラ」ドイツ版劇場予告編と、やはり「KiNG-KONG Damonen aus dem Weltall」とタイトルがつけられた「ゴジラ対メガロ」ドイツ版劇場予告編が、予告編集として収録されている。

「キングコングの逆襲」ドイツ版ロビーカード、ポスターを初めとした世界各国の宣材、国内盤LD、ドイツ版ビデオ、フィギュアなどを集めたスライドギャラリーはかなり貴重。
静止画解説集、本多猪四郎監督フィルモグラフィー収録。(2003.6.1)
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●GODZILLA GEGEN MECHAGODZILLA
ゴジラ対メカゴジラ (ドイツ盤DVD)
2002年 MEDIA TARGET DISTRIBUTION リリース TRIVIALFILM KOLLEKTION No.3 PAL方式・コード2。
ビスタノンスクイーズとシネスコスクイーズ両収録、ドイツ語版、ムービングチャプター付。オープニング・カンパニーロゴは Constantin FILMS bright。オープニングクレジットタイトルをドイツ語版クレジットに差し替えたドイツ公開版(モノ音声収録)。
「KiNGKONG GEGEN GODZILLA」とクレジット表記される「ゴジラ対メカゴジラ」ドイツ公開版。PAL早回し版80分47秒版バージョン(ジャケット表記80分)。オリジナルは84分版なので、特にカットしているという事はないようだ。「キングコングの逆襲」と同じように画質はあまり良くない。

特典映像としては、「ゴジラ対メカゴジラ」、「ゴジラ対メガロ」、「キングコングの逆襲」、「GAPPA/FRANKENSTEINS FLIEGENDE MONSTER」(大巨獣ガッパ)、「KONGA-GODZILLA-KiNG KONG/DIE BRUT DES TEUFELS」(メカゴジラの逆襲)、の各ドイツ版劇場予告編収録(いずれもワイドサイズ収録)。KONGAはチタノザウルス、KiNG KONGはやはりメカゴジラらしい…。どうあっても、メカゴジラをキングコングとしたいらしい。それともKiNG KONGは、怪獣の象徴のネーミングか?
「ゴジラ対メカゴジラ」世界各国の宣材、ドイツ版ビデオ、フィギュアなどを集めたスライドギャラリー、静止画解説集、福田純監督フィルモグラフィー収録。
ゴジラファンの集いなのか、「メカゴジラ イン シカゴ!」と題した手造りのメカゴジラの着ぐるみを披露しているゴジラファンの映像が収録されている。(2003.6.1)
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緯度0大作戦 LATITUDE ZERO 台湾盤DVD
●緯度0大作戦 LATITUDE ZERO
(台湾盤DVD)
2000年発売 A ONE COLLECTION CO., LTD. リリース台湾盤DVD。 チャプター付、コードフリー、シネスコサイズ(ノンスクイーズ)収録、英語版オープニングクレジット、英語音声版、5.1ch収録(伊福部昭の音楽はほとんどそのまま)。英語・中国語・日本語字幕収録。1969年7月26日国内初公開時の上映時間89分より9分長い98分23秒版(ジャケット表記は96分)。
東宝とドン・シャープ・プロダクションとの共同製作による日米合作映画。

ドン・シャープは英国ハマー・プロの「怪人フー・マンチュー」(2002年8月23日DVD発売)、「白夜の淫獣」などで知られるオーストラリア出身の監督であるが、国内で未ビデオ化の理由はこのドン・シャープ・プロダクションとの契約で、東宝にソフト化の権利がない為である。

画質はボケ気味で暗いシーンはデジタルブロックノイズがでまくる。日本語字幕付が貴重だが、この字幕が「クロサナ号」(クロサメ号)、「いったい何があったらんだ」(「ら」がよけい)、「あなたのあいばの名前は?」(たぶん「あいぼう」)などと意味不明だったり、「作動しません」と言っているのに「セットしました」などとまったく逆だったりと、ロシア盤「惑星ソラリス」もぶっとぶ根本的な間違いも多い。タイミングもずれまくるし(まあ、意味はわかるので良しとするが…)

アメリカからの出演者は、ジョセフ・コットン、シーザー・ロメロ、リチャード・ジャッケルといった、いずれもハリウッドの(元?)スターで、撮影も彼らが演技しやすいように、ワンシーンをカット割りせずそのまま一気に撮影、アップショットなどは後から編集で繋ぐというハリウッド方式で行われた。
また、台詞はすべて英語で撮影された為、宝田明、岡田真澄、中山麻里、平田昭彦といった日本からの出演者も、すべて本人たちが、英語を喋っている。このDVDに収録されている台詞もすべて本人達の肉声である(逆に日本語版はアフレコで日本語に吹替えたもの)。 もっとも、アルファー号乗員の甲保(コボ?)役の大前均のように日本語しか喋らない者もいるが…。

冒頭に登場する海洋観測船フジ、ラストのアルファー号と黒鮫号の戦いなど、ミニチュアワークを駆使したメカ描写は当時としては見るべきものもあるが、ブラッドロック島に現れるコウモリ人間、大ねずみ、コンドルとライオンの合体したグリフォンなどの造形はかなりチープで寒い。 粗い合成と安っぽいセットも円谷特撮の限界と、日本特撮界の明日を見せられているようで寂しい。
ちなみにこの映画が製作公開された1969年の前年1968年には、アメリカでは「2001年宇宙の旅」 「猿の惑星」が製作公開されている。まあ、この映画をSF映画としてとらえるか、マニア向きの特撮映画としてとらえるかで、また意見も変るというものだが。
他愛無い作り物とわかっていても、また行きたくなる「カリブの海賊」のようなアトラクション的楽しさを、この映画に感じる事ができるかどうかが、この映画を楽しむ為のポイントだろう。
ただラスト、「緯度0」が不思議な別世界の出来事だったという思いを抱かせる、現実の世界に戻ったベリー(リチャード・ジャッケル)の秀逸なエピローグは心に残る。(2002.10.19)

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獣人雪男 HALF HUMAN 台湾盤DVD
●獣人雪男 HALF HUMAN
(台湾盤DVD)
2000年発売 A ONE COLLECTION CO., LTD. リリース台湾盤DVD。
ムービングチャプター、あらすじ付、コードフリー、オリジナルスタンダードサイズ収録、英語版オープニングクレジット 英語音声版(5.1ch音声収録だが、ほとんど効果無し)。英語・中国語・日本語字幕収録。国内上映時間は95分だが、このアメリカ公開編集版は62分51秒版とかなりカットされている(ジャケット表記は75分)。

本多猪四郎監督、円谷英二特殊技術の東宝ゴールデンコンビ幻の1955年作品「獣人雪男」が、ケネス・クレーン監督による「HALF HUMAN」として遂にDVDで登場! 日系人対象か日本語字幕付のコードフリー。その差別的内容から国内版発売は、まず不可能と言われている「獣人雪男」の映像が見られる貴重なDVDディスクである。
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●FRANKENSTEINS KAMPF GEGEN
DIE TEUFELSMONSTER
ゴジラ対へドラ (ドイツ盤DVD)
2002年 ASTRO RECORDS &FILMWORKS リリース。チャプター付、シネスコサイズ・ノンスクイーズ収録、ドイツ語音声版。特典映像として、ドイツ語版予告編集(「Die Rukkehr des Monster(ゴジラ84)」、「Der Urgigant(ゴジラVSビオランテ)」、「Duell der Megasaurier(ゴジラVSキングキドラ)」、「Kampf der Sauriermutanten(ゴジラVSモスラ)」)と、ゴジラ・スタッフ&キャストプロフィール(静止画)が収録。

東宝マークはカット。オープニングクレジットはドイツ語版に差し替え済みのドイツ公開版。
作詞:坂野義光、作曲:真鍋理一郎、麻里圭子が唄うカルト曲「かえせ!太陽を」は、そのまま日本語で収録されている。PAL早回し版81分29秒版(ジャケット表記83分)バージョン。オリジナルは85分なので、特にカットしているという事はないようだ。
タツノオトシゴのように空を飛ぶゴジラも、もちろんそのまま…。
ピクチャーディスクの写真はゴジラ84だが、このメーカーからリリースされているゴジラ関係のものは、すべてこのデザインで統一されているようだ。(2003.6.1)
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●GODZILLA VS. MEGALON 
ゴジラ対メガロ
(米国盤DVD)
2001年 Alpha Videpo リリース コードフリー。
シンプルなジャケット写真のみの静止画メニュー・4つのみのチャプター付。
左右が思いっきり切られている英語クレジット表記、スタンダードサイズ収録、英語吹替音声、77分43秒版(ジャケット表記80分)。画像はかなり悪い。
子門正人の唄う「ジェットジャガーでパンチ!パンチ!パンチ!」は日本語音声でそのまま収録。ゴジラシリーズの中でも、もっとも低年令層対象のため、大人一人で見るにはかなり恥ずかしい。
ゴジラ海外版に関しましては、→ゴジラ ジャケット比較をご覧ください。
ラドン海外版に関しましては、→ラドン ジャケット比較をご覧ください。
キングコング対ゴジラ海外版に関しましては、→キングコング対ゴジラ ジャケット比較をご覧ください。
モスラ対ゴジラ海外版に関しましては、→モスラ対ゴジラ ジャケット比較をご覧ください。
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