「THE
GOOD, THE BAD AND THE UGLY/善玉、悪玉、卑劣漢」という原題からもわかるように、この映画は3つのキャラクターそのものが主役。
善玉と卑劣漢は金儲けの為、時として手を組み、時として裏切る、予断を許さないコンビ。そしてその善玉と卑劣漢コンビに、さらに凄腕の殺し屋である悪玉がからみ、降って湧いた20万ドルのお宝をめぐり、三者三様、虚々実々の駆け引きが繰り広げられていくのだ。
クライマックスは墓地の真っ只中、円形上の広場で迎える3つ巴の三角決闘。場を盛り上げる効果的な音楽、短いカットつなぎの編集とジリジリとタメてタメまくる演出の妙は、まさに西部劇史上に残る名決闘シーンといわれている。ちなみに、この三角決闘に影響を受けたのがタランティーノやジョン・ウー。後の彼らが好んで使う手法ともなる。
映像/本篇178分28秒版(ジャケット表記178分)
シネスコ(2.35:1)・スクイーズ収録/メニューチャプター付
音声/英語5.1chDTS・英語5.1chサラウンド・日本語モノラル(山田康雄吹替※計約94分収録)・イタリア語モノラル・音声解説(映画評論家リチャード・シッケル)収録
※リチャード・シッケル(Rchard Schickel)は、「ライフ」や「タイム」の映画批評を担当していた有名なジャーナリスト。1973年にはアメリカでつくられたテレビシリーズ「The
Men Who Made the Movies」の製作・監督・脚本を担当し、その中の一篇でもあったヒッチコック編が「ヒッチコック・アンソロジー」として国内LDリリースされている(詳細はこちら→)。
字幕/日本語・英語・音声解説用日本語収録